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スティール・キス [book] [ジェフリー・ディーヴァー]

sample1.jpgジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★

リンカーン・ライム・シリーズ第十二弾

ある事件をきっかけにNY市警の顧問を退いたリンカーン・ライム、今は刑事司法大学で教鞭をとるかたわら民事訴訟コンサルタントをやっている。

アメリア・サックスは「未詳40号」を追跡中、目の前でエスカレーターが人を巻き込む現場に遭遇、アメリアの救助活動もむなしく被害者の男は死亡、殺人犯には逃げられてしまう。

ライムはエスカレーターの事故で亡くなった男の妻の民事訴訟の事故調査の依頼を引き受ける。一方はライムの助力を得られないことを嘆きながら捜査を続けるアメリア。

いつしかライムとアメリアの利害が一致、ふたりで捜査に臨むことになる。ここからはいつものリンカーン・ライム・シリーズなのですが、ライムの教え子が助手としてチームに加わる。車いすの元疫学研究者、ジュリエット・・・

「未詳40号」のターゲットは「IoT」(Internet of Things)、日常の道具、ガスレンジ、車、エレベーター、エスカレーター・・・、を凶器に変えてしまう。

恒例?のドンデン返しも用意されたシリーズ第12弾!まだまだ愉しめますよ・・・

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煽動者 [book] [ジェフリー・ディーヴァー]

sample1.jpgジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★☆

キャサリン・ダンス・シリーズ最新刊

事情聴取のスペシャリスト、キャサリン・ダンス、が嘘を見抜けず、麻薬組織の殺した?を取り逃がしてしまう。本来なら停職処分だが、捜査班から外され、民事部、銃の携帯を許されない民間のトラブルを担当、へ左遷!

物語は冒頭から暗雲が漂う展開。民事部での初仕事はコンサート会場で観客がパニックを起こし、多数の死傷が出た一件・・・

本来の仕事の範囲を越え、関係者の事情聴取を買って出る。コンサート会場の非常口を塞ぐ形で大型トラックが止められていた。

人々の集まるところで次々に起こる同様の事件、犯人の狙いは?

左遷?にもかかわらず、二つの事件を追うキャサリン・ダンス、そこには、さすがジェフリー・ディーヴァーという驚愕の結末が待っている!

最近の年末恒例はリンカーン・ライムだったので久々のキャサリン・ダンスは実に新鮮でした。

 


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スキン・コレクター [book] [ジェフリー・ディーヴァー]

sample1.jpgジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★

「ボーン・コレクター」、「ウォッチメイカー」→「スキン・コレクター」

腹部に謎めいた文字、毒物を使ったタトゥー、が彫られた連続死体。最初の文字は「the second」、続く文字は「forty」・・・続いて起きる殺人未遂も同様の手口で残された文字は「17ht」と「the six hundredth」。

未詳115は「ボーン・コレクター」の手口、ライムの捜査方法を絶版の著書から学んでいると思われる。未詳115とライムの追いかけっこが始まる。

ライムとアメリアが後ろ盾となっている娘、ライムの部下のロン、ライム自身が狙われるに至るも、未詳115の犯行動機、文字の意味するところが見えない。

未詳115の本来の目的が明らかにる終盤からディーヴァー十八番の<ドンデン返し>が始まる。おまけのおまけまで付いて・・・

年末恒例とはいえ、手にしないと落ち着かない一冊!


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限界点 [book] [ジェフリー・ディーヴァー]

sample1.jpgジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★

新シリーズ!?

本書の主人公は連邦機関の「警護官」、コルティ。平たく言えばボディーガード。対するは凄腕の「調べ屋」、拉致し、拷問、情報を引き出し殺す、ラヴィング。

今回の警護対象者は刑事一家。刑事のライアン、妻のジョアン、ジョアンの妹マーリー。娘のアマンダはライアンの友人で退職刑事が警護することに・・・

コルティとラヴィングの追いつ追われつ、騙し騙される頭脳戦が始まる。しかもコルティの上司がラヴィングに殺された因縁が。

なぜライアン一家がターゲットなのか?ライアンが扱っていた事件、妹が撮った写真、妻の知られざる仕事・・・ラヴィングを雇った首謀者は誰なのか?

ミスリードがミスリード呼ぶ展開、ディーヴァーの罠、に翻弄されるはめに・・・

最後の最後にディーヴァー十八番のどんでん返し、事件とコルティに関する、が用意されている新シリーズ!?


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ゴースト・スナイパー [book] [ジェフリー・ディーヴァー]

sample1.jpgジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★

リンカーン・ライム・シリーズ第十弾

在外アメリカ人の反米活動家がバハマで取材を受けている最中、射殺された。およそ2000メートル先の砂嘴からリゾートホテルのスイートルームを狙ったものだった。

被害者は活動家の他に、記者とボディガード。ガラス片による出血死。

バハマ警察の非協力的な対応に業を煮やすライムは遂にバハマへの遠征を決意する。シリーズ初めての海外遠征・・・

次々に証人と思われる人物が殺害される。一方バハマではライムらが襲われ、ライムは海に投げ出され一命を取り留める。

見えない敵に立ち向かうリンカーン、アメリア・・・チームに加わる新人が結構いい味を出している。

相変わらずの一気読みシリーズ。2000メートル先からの狙撃、凄腕のスナイパーの正体や如何に・・・何ともジェフリー・ディーヴァーらしい設定!?


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シャドウ・ストーカー [book] [ジェフリー・ディーヴァー]

sample1.jpgジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★

キャサリン・ダンス・シリーズ第三弾

休暇中のダンス、子ども、恋人も置いてひとり、ある音楽の録音と人気歌手、ケイリー・タウンに会うためフレズノまで脚を伸ばした。そこで待っていたのはケイリーにつきまとうストーカー。

事件は突然、殺人事件に変わる。コンサートを準備中のスタッフのひとりが殺される。ストーカーの仕業?

休暇中にもかかわらず事件に巻き込まれるダンス、地元警察の合同捜査に加わる。ストーカーに会い、話をするが、その男にキネシクスが通用しない。

第二の殺人、命を狙われた義母・・・ダンスのミスリードを誘う犯人。この状況を打開すべく登場するリンカーン・ライムとアメリア。オールスター・キャスト!

捻りの効いた結末は期待してもらっていいのですが、キネシクスの通じないダンスはただの人!?愉しめる一冊ですが、シリーズ第三弾にしてはちょっと・・・


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ポーカー・レッスン [book] [ジェフリー・ディーヴァー]

sample1.jpgジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★☆

「クリスマス・プレゼント」に続く短編集

600を超える頁のなかに16の短編が収められている。そのどれもがツイスト、捻り、満載!

序文のなかで、短編小説と長編小説は”リンゴとオレンジ”どころではなく、”リンゴとジャガイモ”くらいの違いがある、と。

サービス精神旺盛な作者、人気シリーズ、リンカーン・ライム、も登場させ、すべての読者を唸らせる。原題「More Twisted」に偽りなし!

本年度ベスト3間違いなしの一冊。

追伸:恒例の秋の新作は、キャサリン・ダンスもの、こちらも期待したい・・・


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バーニング・ワイヤー [book] [ジェフリー・ディーヴァー]

sample1.jpgジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★

シリーズ第九弾、リンカー・ライム・シリーズ最新作

電気を自由自在に操り、ニューヨークを人質にとる犯人。最初の事件は、’アークフラッシュ’、電気による爆発だった。

電力会社へ送りつけられる脅迫状。電力の供給を止めることを拒否することへの報復。アースデイ、地球の日、が近づくことと何らかの関係があるのか。

一方でライムはもうひとつの重要な事件を抱えていた。’ウォッチメーカー’がメキシコにあらわれため、そのサポートにも注意を払わなければならない。

キャサリン・ダンス、パーカー・キンケイドも登場させるサービス精神ぶりは相変わらず。イリュージョン的なプロットが目につくシリーズだが、本書はどちらかというとマジック!?

最終章でライムの身体に変化をもたらすことが起きる。次作へどうつながるのだろうか・・・


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追撃の森 [book] [ジェフリー・ディーヴァー]

sample1.jpgジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★

ノンシリーズ

前作「007 白紙委任状」は除いて、久々のノンシリーズ作品。しかも文庫版での・・・

『こちら・・・』と言っただけで切れた緊急通報、現場に一番近い保安官補・ブリンは帰宅早々車を走らせる。午後7時前・・・

現場の別荘では男女の死体と殺し屋2人と遭遇、銃撃が襲う。現場にはもうひとり別荘から逃げた若い女が。殺し屋2人と女2人の夜を徹した死闘が始まる。

武器を持たないブリンのよりどころは、逃げこんだ森で研修があったこと。無線なし、援軍なしの戦いは知力を尽くした総力戦。

3/4以上の頁を12時間の死闘にあて、しっかり読ませるディーヴァー。その結末も、「え、なんだよ!」、と読者の期待を裏切ること間違いなし!?


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007 白紙委任状 [book] [ジェフリー・ディーヴァー]

sample2.jpgジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★☆

ジェフリー・ディーヴァーが故児玉清さんとのインタビュー、「週刊ブックレビュー」、なかで、リンカーン・ライム・シリーズを書くにあたっては、分厚いデータファイルがあり、リンカーン・ライムがホワイトボードを活用するのと同じようにそれらを壁に貼り、過去との整合性をはかっているとか、あらかじめプロットを組み立て、それらをまとめたものをまず最初に書きあげるとか、創作の過程を披露してくれました。

本書もそんな形で書き進んでいるのかと想像しながら読んでしまいます。

小説はもとより映画でも大ヒット、シリーズ化された「007」、それにあえてトライするデーヴァーの心意気に感謝。面白く当たり前、すごいプレッシャーだったと思いますが、出来映えは最高!ザッツ・エンターテインメント!

本年度最高のエンターテインメント、一読あれ!


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