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ベスト・アメリカン・短編ミステリ [book] [ジェフリー・ディーヴァー]

sample3.jpgジェフリー・ディーヴァー/オットー・ペンズラー/DHC/お薦め度 ★★★★


短編ミステリーの玉手箱

編者はジェフリー・ディーヴァー

短編集ですからどこから読んでもいいのですが、わたし的にはマイクル・コナリーの「父の日」が一番となりました。ハリー・ボッシュ・シリーズ、次回作?香港に暮らす娘との関係を掘り下げるための短編・・・タイミング的にもドンピシャ、本書に続いてハリー・ボッシュ・シリーズ最新作「死角」が刊行されています。

そのほか、サム・キンケイド・シリーズのアランフェア・バーク、「強盗こそ、われらが宿命」のチャック・ホーガンをはじめ多種多彩な顔ぶれ、警察小説あり、ノワールありの一冊を愉しんでください。


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ロードサイド・クロス[book] [ジェフリー・ディーヴァー]

sample1.jpgジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★

キャサリン・ダンス・シリーズ第二弾!

人間の所作や表情を読み解く「キネシスク」分析に長けた、歩く嘘発見器、キャサリン・ダンス・シリーズ第二弾

陰湿なネットいじめ、ネット社会の、現代社会の歪み、に参加した少女たちがターゲットとして狙われる事件が発生。ある自動車事故を起こし、それがもとでいじめの対象にされた少年は姿を消す。

少年を追うキャサリンは強力な助っ人、コンピューターの専門家・大学教授、を得、捜査にあたる。

事件はついに死者を出す。状況証拠は少年が犯人であることを示す。

その一方で、キャサリンの母親が安楽死ほう助で逮捕されてしまう。

母親を心配しながら奮闘するキャサリンだが、物事はそんなにうまくはいかない。

期待通りのどんでん返しもしっかり用意され、キャサリンの人間模様がよくわかる一冊。


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ソウル・コレクター [book] [ジェフリー・ディーヴァー]

sample3.jpgジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★

リンカーン・ライム・シリーズ 第八弾

事件は、リンカーン・ライムのいとこ、アーサー・ライムが殺人容疑で逮捕されることから始まる

いとこは無実を主張するが、揃いすぎた証拠は如何ともしがたい。アーサーの妻、ジュディ、の依頼を受け事件に関与することにリンカーン・ライム。

捜査が進むにつれ、同様な事件が最低でも二件起きていることが判明する。身に覚えのない事柄、完璧過ぎる証拠、証人・・・

第八作にしてはじめてリンカーンの生い立ちが詳細に描かれているという意味では異色の一冊。リンカーン・ライム・ファンとしては必読!?

物語は読み出したら止まらないジェットコースター・ノベル。ページをめくる手を緩めるのに苦労すること請け合いです。


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スリーピング・ドール [book] [ジェフリー・ディーヴァー]

sample2.jpgジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★ 

ジェフリー・ディーヴァー最新刊

前作「ウォッチメーカー」に登場のキャサリン・ダンスを主演に据えた作品

キネシスク、言葉遣いのニュアンス、身体の動きなどから供述の真偽を探り当てる、女性捜査官・キャサリン・ダンス。

ストーリーはいたってシンプル。一家惨殺事件で終身刑に服していたペル、外部の協力で脱獄に成功。それを追いかけるダンス。

犯人VS捜査官。マインドコントロールVSキネシスク。ペルとダンスの知恵比べ、騙し騙され・・・こんな展開で500ページ超を飽きさせないジェフリー・ディーヴァー、「流石」としか言いようがありません。

追伸:ペルが「羊たちの沈黙」のレクター博士とだぶって見えたのはわたしだけでしょうか!?


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ウォッチメイカー [book] [ジェフリー・ディーヴァー]

ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋/お薦め度 ★★★ 

お疲れのリンカーン・ライム?

「このミス・・・」が選んだ本年度海外部門第一位!宝島社もどうしちゃったのでしょうか!?なんでこれが第一位!?リンカーン・ライム・シリーズが第一位なら許してあげますが・・・

今回の収穫はシリーズ初登場、“尋問のエキスパート”キャサリン・ダンス。すでにキャサリンを主人公にした作品が用意されているようです。こちらは楽しみ!

もうひとつはアメリアが出世?し、事件を担当することになったこと。今回の事件では複線的要素を持たせていますが、いつかアメリアを主人公とする事件も書いて欲しいものです。

一応、ジェットコースター・ノベルにはなっています。気軽に楽しいでください。


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12番目のカード [book] [ジェフリー・ディーヴァー]

ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋/お薦め度★★★★

リンカーン・ライム・シリーズ第六弾!

ジェフリー・ディーヴァーもついに歴史ミステリーに挑戦!?

事件の中心人物は16歳、11年生のジェニーヴァ、何者かに博物館で襲われる。単なる強姦未遂事件にあらず、執拗にジェニーヴァは付け狙われる。

ライム、サックスらは事件の動機が強姦目的以外にあることに気づく。そこにはジェニーヴァの祖先、140年前の解放奴隷チャールズ・シングルトンが大きくかかわっていた。

強かに生きるジェニーヴァ、140年前の証拠を暴きだそうとするライムたち、筆跡鑑定家のキンケイドもチョイ役で登場させ、事件解決にまっしぐら・・・

本作品は時限的なものがないだけに、140年前のこと、ライムとサックスは「おっとり刀」の体、ファンにとっては少々じれったい一冊かも・・・?

追伸:「獣たちの庭園」に続く歴史ミステリー!?


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クリスマス・プレゼント [book] [ジェフリー・ディーヴァー]

ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋/お薦め度★★★★★

ディーヴァー初の短編集

表題の「クリスマス・プレゼント」はリンカーン・ライム・シリーズの短編。ファンにとってはまさにクリスマス・プレゼント。

帯に書かれた「どんでん返し16連発」は、決して誇大広告でないことをお伝えします。それにしても凄い才能です。長編もよし!短編もよし!まさにユーティリティ作家!

私のお気に入りは「三角関係」。ダルマ落とし的な結末に思わず「えっ!」。最初から読み直してしまいました。

その他の作品も本書の原題、「TWISTED」、通り「ひねり」が効いています。クリスマス・プレゼンにもってこいの一冊!


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獣たちの庭園 [book] [ジェフリー・ディーヴァー]

ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋/お薦め度★★★★

CWA賞イアン・フレミング・スティール・ダガー受賞。
2002年に新設された最優秀スパイ、冒険、スリラー賞。本書は2004年の受賞作。

舞台は1936年ベルリンオリンピック、日本にとっては「前畑ガンバレ、前畑ガンバレ」で有名な、記者として選手団と一緒に送り込まれた殺し屋、ポール・シューマー。彼の雇い主は今のCIA? 当時のアメリカ海軍情報部、使命はドイツ国内安定担当全権委員、ライハルト・エルンストの暗殺。報奨は無罪放免。

イアン・フレミング的というかフレデリック・フォーサイス的というか、使い古されたナチスVSアメリカの構図をジェフリー・ディーヴァーがどう料理するのかにかかった作品。

目新しさはないが、ジェフリー・ディーヴァー的に十分楽しませてくれる。結末における主人公の身の処し方は実に小気味いい。

作品に登場する、ジェシー・オーエンスは100m、200m、走り幅跳びの金メダリスト。


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魔術師 [book] [ジェフリー・ディーヴァー]

ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★☆

リンカーン・ライムシリーズ最新刊

イリュージョニスト、クロースアップマジック(まじかに見ることの出来る)の名手、プロテウスマジック(早変わり)、ピッキングに熟練、脱出マジックのテクニックを持つ、読唇術、腹話術・・・なんとも厄介な強敵を迎えるリンカーン・ライム。

更にエンターテインメント化された本書。第一弾の「ボーン・コレクター」と比べると隔世の感があります。

余計なことですが、ハードボイルド、イコール、シングルモルトウィスキーなのですが、ライムは「マッカラン18年」が大好き。シングルモルトファンにもお薦めの一冊。


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石の猿 [book] [ジェフリー・ディーヴァー]

ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋/お薦め度 ★★★★★

リンカーン・ライムシリーズ第四弾

前作までは、殺人事件とふたりの関係、リンカーンとアメリア、を絡ませならがストーリーは展開されていたが、本書では蛇頭、中国人の密航組織、の事件を中心に、ふたりの関係は置いといて、進む。

事件の進展は本書を読んでいただくとして、本作品がシリーズ中でもっともハリウッド的、映画化を視野に入れた構成、に思える。嵐の中、不法移民を乗せた船、船の爆破、逃げ延びる移民たち、皆殺しに奔走する蛇頭”ゴースト”・・・

構成以外に目新しさを感じるのは、リンカーンの部屋に置かれたホワイトボード、事件の経過をしるした、が事件の進展とともに何回となく出てくる。読者とリンカーンの事件に対する事実認識を同じにするとともに、リンカーンと同じ目線、車椅子に乗っているような、で考え、推理することを狙っている。

事件の結末もハリウッド的!?あっと驚くどんでん返しが待っている・・・第一級のエンターテインメント、ぜひ一読あれ!


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