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ナッシング・マン [book] [キャサリン・ライアン・ハワード]

sample1.jpgキャサリン・ライアン・ハワード/新潮社/お薦め度 ★★★★

サスペンス

12歳のとき、連続殺人鬼<ナッシング・マン>に両親、妹を惨殺されたイヴ。

18年のときを経、五件の事件、身体的暴行、性的暴行、身体的および性的暴行、殺害、三人の殺害、を取り上げた犯罪実録「ナッシング・マン 生き残った者による真実を求める調査」を上梓する。

元警官でいまは警備員をしているジムは「ナッシング・マン」を手にする。自分の犯行がどう記されているのか・・・

作中作として語られる「ナッシング・マン」、それを手にするジムの描写が交互に語られる。最初から犯人が明らかにされ、作中作で経過が語られるトリッキーなプロット!?

一冊の本が犯人を追いつめる、あぶり出すサスペンス。

追伸:最後の最後にちゃぶ台返しが・・・

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56日間 [book] [キャサリン・ライアン・ハワード]

sample1.jpgキャサリン・ライアン・ハワード/新潮社/お薦め度 ★★★★☆

サスペンス・ミステリー

コロナウィルスが猛威をふるい始めようとするダブリンのスーパーマーケットで女、キアラと男、オリヴァーが出会い?交際を始める。

二度目のデートの後ふたりはオリヴァーの部屋に行く。ハンデミック宣言が出された日でもあった。

その後、ロックダウンが始まり、キアラとオリヴァーは同棲生活を始めるが、お互いの封印された過去?が垣間見える。

物語はふたりが出会った56日前からと今日、オリヴァーの部屋で男の腐乱死体が発見される、が交互に語られる形で進む。

ネタばれ?パンデミック下の意図された出会い、封印されたお互いの過去、驚愕の告白、慟哭の結末・・・コロナ禍で生まれた現在と同時進行?のサスペンス・ミステリー。



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遭難信号 [book] [キャサリン・ライアン・ハワード]

sample1.jpgキャサリン・ライアン・ハワード/東京創元社/お薦め度 ★★★★☆

CWA賞新人賞受賞受賞作

ハリウッドに脚本が売れ、脚本家としての道が見え始めてきたアダム、一緒に暮らす永年の恋人サラが出張先のバルセロナで消息を絶ってしまう。会社には病気だと偽り休みをとっていただけでなく、親友の話では新しい恋人と一緒らしい、と・・・

連絡の全くとれないアダムのもとに、二―スからサラのパスポートとメモが送られてくる。メモには「ごめんなさいーS」と。

警察は頼りにならず、アダムは自力で調査を始める。サラはバルセロナのホテルに一泊、翌日、豪華客船セレブレイト号に乗船していた。

ここまではありがちなストーリーだが、豪華客船の客室係と母親とうまくコミュニケーションをとれないでいるロマンの話が並行して語られる。これらがサラとどこでどうつながるのか?

インターネットで同様の事件にあった?男、ピーターとセレブレイト号に乗り込むアダム。そこで待っていた驚愕の真実とは!?

一気読み間違いなしの一冊、トリッキーな結末もなかなかいい!


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