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黒い河 [book] [G・M・フォード]

sample2.jpgG・M・フォード/新潮社/お薦め度 ★★★★ 

前作「憤怒」同様、ノンフィクション作家フランク・コーソが活躍するシリーズ第二弾

イントロから意表をつかれる。殺しのターゲットは既に何者かによって殺されていた。殺しを命じられたギャングの手下は、さらに死体に向かって銃弾をぶち込む。

ギャングのボス、ニコラス・バラギュラの裁判-新築の病院が軽度の地震で崩壊、死者が出た。コンクリートの検査に絡み被告が不正利益を得た-に主人公だけが出版社社長のコネで傍聴人として認められる。

殺し、ゆすり、脅迫・・・あらゆる手段を駆使するギャング。元恋人、カメラマンのドアティに迫る危機。検察官ルネ・ロジャーズの協力を得て(何で検察官が主人公に協力するのかは?だが・・・)、悪に立ち向かうフランク。

「二度も殺された」殺人事件と裁判の関係はいかに・・・物語はサスペンスフルに展開する。

シリーズ第一弾の出来がよかっただけに、ちょっと残念かな!?

2004/05

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憤怒 [book] [G・M・フォード]

sample89.jpgG・M・フォード/新潮社/お薦め度 ★★★★☆

時限爆弾サスペンス! あと何日・・・あと何時間・・・

死刑執行の6日前。レイプの被害者であり、証人でもあるリーンは新聞記者・フランクを訪ねた。実は自身の証言は偽証だった、と。

フランクは<シアトル・サン>の発行人・ナタリーに大きな借りがあった。その借りとは、ある政財界の大物に関する連載がもとで<;ニューヨーク・タイムス>を解雇され、婚約者にも見捨てられた。その彼に定期的なコラムを書かせ、ベストセラー作家の仲間入りの手助けをしたのは、シアトルの小さな新聞社の女社主・ナタリーだった。

ナタリーからの依頼は、死刑囚がほんとうに真犯人かどうかを洗い直せというもの。

カメラマン兼取材助手として、変り種のメグを引き連れ真相究明に乗り出すフランク。そんな折、新たな犠牲者が発見され、事件は思わぬ方向へ。

プロットとしてはありふれているものの、カウントダウンされる時間についついのめり込んでしまう。

2003/11



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毒魔 [book] [G・M・フォード]

G・M・フォード/新潮社/お薦め度 ★★★★ 

好評シリーズの第四弾!

主人公、フランク・コーソとメグ、が遭遇する今回の事件は「テロ」!?

白昼のバスターミナルで散布される劇物、死者116名の大惨事、メグの写真展に来ていたフランク・コーソ、そこで事件にでくわすはめに。厳重な立ち入り禁止が敷かれる中、事件現場に入り込み、核心に迫ろうとする。

一方、写真展を事件のあおりで台無しにされたメグ、帰宅した彼女が目撃したのは、後を追わずにいられない因縁のある男・・・

事件は無差別殺人、テロの様相を呈していたが、フランク・コーソの見つめる先は違っていた。流石フランク・コーソ!

事件とは別にフランク・コーソとメグの関係も気になる。どうやらあらたな局面へ向かったようだ。次作も期待してしまうシリーズ第四弾!


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白骨 [book] [G・M・フォード]

G・M・フォード/新潮社/お薦め度★★★★

シリーズ第一弾「憤怒」、第二弾「黒い河」に続くノンフィクション作家、フランク・コーソ・シリーズ最新刊。第一弾で衝撃の登場をしたカメラマン、メグ・ドアティも健在なり!

いきなり召喚状を無視し、ふたりで雲隠れする、フランクと元恋人・メグ。それも空港は吹雪で閉鎖、車で逃げ惑う中、事故を起こし凍死寸前。なんとも「ダイ・ハード」的なイントロ。

なんとか九死に一生を得たふたり、逃げ込んだ家の床下で白骨死体を発見する!

第二弾ではメグの登場部分が少なすぎためか、本書では出番を十分に配慮・・・!?
それほどにメグのファンが多いということか・・・?
わたしも確かにメグのファンだ・・・!

楽しんでいただける一冊!


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