あの日、少女たちは赤ん坊を殺した [book] [ローラ・リップマン]
ローラ・リップマン/早川書房/お薦め度★★★★★
アンソニー賞、バリー賞ダブル受賞!
なんとも衝撃的な題名。原作は「EVERY SECRET THING」。邦題に軍配あり!
十一歳の少女、ロニーとアリス、友達の誕生パーティから帰された途中、高級住宅街のなかで、銀色の持ち手が日光を反射して光っている乳母車を見つけた。「あたしたちでこの子の面倒をみてあげなきゃ」。ふたりはいい子になろうとした。
七年後、刑期を終えたふたりは社会復帰する。ふたりの周りで起こる幼児誘拐?あの事件と関係があるのだろうか。警察、新聞記者へのタレコミ。ふたりに対するアリバイ確認・・・幼児誘拐事件?と七年前の秘密が暴かれることになる。
ここのところ、少年犯罪、少年法を題材にした作品をしばしば目にする。本書も少年犯罪を扱ったものだが、ふたりの少女を取り巻く大人たちの「EVERY SECRET THING」が重要なファクターになっている。
本年度ベスト・ミステリーの本命!?
こんにちは、、indi-bookです。
私も読みましたよ、、。
人間描写とくに、(女性の)が巧みでした。
本来は、テスという探偵のシリーズ物がメインみたいですね、、。
TBさせていただきました。
by indi-book (2006-09-02 21:35)