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大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう⑥ [book] [山本巧次]

sample1.jpg山本巧次/宝島社/お薦め度 ★★★★

シリーズ第六弾

北、オロシャ、からの黒船

密命?を帯び、常陸国鉾田の海岸に上陸した船員のステバノフ、運悪くランデブーとはいかず、役人に取り押さえられたが、脱走、江戸市中に・・・

緘口令が敷かれる江戸市中、伝三郎以下、息のかかった岡っ引きらが集められ、極秘に探索が行われる。もちろんおゆうこと関口優佳も探索に加わる。

オロシャ人の逃走劇が殺人事件を生み、江戸幕府vsオロシャの外交問題にまで発展しそうに雰囲気!?

ゴローニン事件とペリー来航をつなぐようなお話・・・

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大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ⑤ [book] [山本巧次]

sample1.jpg山本巧次/宝島社/お薦め度 ★★★★

シリーズ第五弾

連続する蔵破り、一旦賊を追いつめたまではよかったが、軽業師のような身のこなしに、ふわりと屋根を飛び越える、まんまと逃げられてしまう。一方、錠前は合鍵が作られた形跡があり、引き込み役の下女が浮かび上がる・・・

南町奉行所の伝三郎らの捜査な難航。いつものようにおゆうこと優佳は江戸から現代に証拠品を持ち帰り、化学分析ラボの宇田川に見てもらうところまではシリーズの定石だが、今回は宇田川本人が器材も持ち込みで江戸にタイムスリップ!

その器材のひとつが「ドローン」、「ドローン江戸を翔ぶ」のサブタイトルが・・・その他にパソコンはもちろん、暗視ゴーグル、閃光手榴弾等近代的な装備?が江戸に登場する。

掟破りの展開だが、最後の最後は大奥スキャンダルに行きつく件でおゆう、宇田川の科学捜査が裏に隠れ一件落着!?

宇田川が一度江戸に来てしまったからには次作からこれが定番となるのでしょうか?

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大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ④ [book] [山本巧次]

sample1.jpg山本巧次/宝島社/お薦め度 ★★★★

シリーズ第四弾

サブタイトルは「北斎に聞いてみろ」。グッドタイミングな一冊!

関口優佳=おゆうは新規オープンする美術館の目玉、葛飾北斎の肉筆画、の真贋鑑定の依頼を引き受ける。

江戸で真贋をはっきりさせるため、一番単純かつ確実な北斎を直接訪ねることにする。

しかし、調査を開始した途端に、絵の仲買をした鶴仙堂の主人が死体で発見される。

おゆうは北斎の娘、阿栄=応為、の助けを借りながら現代と江戸を行き来し、事件を追いかける。

ここから何時もの展開が待っているのですが、今回は実在の人物、北斎、応為、を登場させあt歴史小説仕立て!?

ここのところ、北斎の娘、葛飾応為にスポットがあたっているタイミングで本書が刊行さるとは・・・著者の遊び心にあっぱれ!


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大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ③ [book] [山本巧次]

sample1.jpg山本巧次/宝島社/お薦め度 ★★★★

 
シリーズ第三弾

千両富くじが世間を騒がせている中、立て続けに蔵破りが起こる。鮮やか錠前破りの手口から七年前に八軒の蔵破りをして姿をくらました「疾風の文蔵」の仕業と色めき立つ同心の伝三郎たち・・・

おゆうは長屋の女房から厄介事、行方知れずの金物細工師の亭主探し、頼まれる。

その一方で返上した十手を再び授けられ、蔵破りの探索に加わるおゆう。

現代に持ち帰り宇田川のラボで調べてもらうものは、血のついた手ぬぐい、盗賊たちの黒装束、錠前・・・江戸で足と知恵を使った捜索と現代の科学捜査が相まった真実とは!?

いつもエピローグで発せられる伝三郎の独りごとは今回も健在。それに加え探索に加わった茂三から祖母、お澄、の江戸での様子、祖母も現代と江戸を行き来していた、が語られる件にほっこり。

エンジン全開のシリーズ第三弾!


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大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ②[book] [山本巧次]

sample1.jpg山本巧次/宝島社/お薦め度 ★★★★

シリーズ第二弾

江戸と現代を行き来する関口優佳ことおゆうは、小間物問屋の主人から息子が実の子がどうか調べてほしいと依頼を受ける。

一方、同心の伝三郎はある藩の御落胤の件を調べるよう内与力から直命を受けていた。

いつしかふたつの件は交わり、おゆうと伝三郎が力を合わせ事件を解決に導く王道スタイルへ・・・

江戸で集めた証拠品を現代に持ち帰り科学捜査、掟破りの手法は健在。今回は新幹線移動まで加わり時間短縮の離れ業!?

前作の最後に語られた伝三郎の隠れた秘密?本書の結末でも少し触れられているが、次作ではそれがサブストリーになってほしいものだ。


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大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう [book] [山本巧次]

sample1.jpg山本巧次/宝島社/お薦め度 ★★★★

江戸→現代→江戸

謎の女?おゆうは薬種問屋の主から殺された息子の汚名をそそいでほしいと依頼を受ける。薬種問屋に口利きをしたのは八丁堀同心、鵜飼伝三郎。

伝三郎とともに探索にあたるうち、闇薬絡みの事件にぶち当たる。その裏に潜む陰謀?を解き明かす、という話。

おゆうこと関口優佳は江戸と現代を行き来することが出来る。江戸の証拠、指紋、血痕・・・を現代に持ち帰り分析するが、ストレートに江戸の人たちに説明することが出来ない。都合のいい設定がそうではないというのが本書のミソ!?

江戸と現代の二重生活の中で、江戸で起こることが現代にどう反映されるのか、定番の悩みもしっかり書かれている。

二転三転するサービス満点の一冊。意外な掘り出し物!シリーズ化されるようなので次作にも期待したい。

追伸:伝三郎にも何か秘密が・・・


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