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幽女の如き怨むもの [book] [三津田信三]

sample1.jpg三津田信三/原書房/お薦め度 ★★★★

刀城言耶シリーズ第八弾

年末の「このミス・・・」、常連シリーズの最新刊

三つの時代、戦前、戦中、戦後、の三つの遊郭、「金瓶梅楼」、「梅遊記楼」、「梅園楼」、で起きた三つの事件、不可解な連続身投げ、を刀城言耶がバッサリ、と!?

以前のシリーズとは明らかに違う構成。最後の章の謎解きに刀城言耶が登場、「謎解きのため」だけに登場する主人公、「謎解き」ありきで書かれたように思える本書。

果たして今年も「このミス・・・」の常連になれるのだろうか!?


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水魑の如き沈むもの [book] [三津田信三]

sample3.jpg三津田信三/原書房/お薦め度 ★★★★

本格ミステリ大賞受賞作

刀城言耶シリーズ第五弾

増儀と減儀、雨乞いと雨止み、が行われ村が舞台。四つの村の宮司が交代で務める儀式、今回は水使神社が執り行う番だった。事件は刀城言耶の目の前で起こる。宮司の次男が船上で、刺殺死体で見つかる。以前にも、湖の神、水魑様に呑み込まれ者がいたが、刺殺死体とは・・・

この事件を機に次々と起こる殺人事件、刀城言耶の推理も二転三転、ハラハラドキドキ!?

どこが本格ミステリ大賞なのかわかりませんが、肩の凝らない本格ミステリ?


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六蠱の躰 [book] [三津田信三]

sample2.jpg三津田信三/角川書店/お薦め度 ★★★★

死相学探偵・弦矢俊一郎シリーズ第三弾

角川ホラーの書き下ろしなのに、どういうわけか本格推理小説

「六蠱の躰」とは、外見だけの好みを追求して、理想の女性の身体を造り出す呪法。

これほど存在感のない探偵もめずらしい。祖父母に育てられ、とりわけ祖母の拝み屋の現場に立ち会うことで視野を広げ、人生経験を積んできた。他人に表れる死相を視ることが出来る特殊能力を活かして探偵稼業営むことに。

次々と起こる猟奇的な殺人事件、被害者はすべて女性、警察からの依頼を受ける俊一郎、祖母の絶大なる支援を受けて解明に乗り出す。

見た目のひ弱さと事件解決能力のギャップが実におもしろい。


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首無の如き祟るもの [book] [三津田信三]

三津田信三/原書房/お薦め度 ★★★★ 

表紙に誘われて・・・

初めて手にする作家、刀城言耶シリーズ第三弾だそうです、横溝正史を彷彿させる「秘守家の人々」、一守家(いちがみ)、二守家(ふたがみ)、三守家(みかみ)。当主の花嫁選びの儀式、その最中に起こる殺人事件、候補者のひとりが首なし死体で発見される。それに続く、第二、第三の首なし死体。淡首さまの祟りなのか、はたまた十年前に井戸に投げ捨てられて死んだ、当主の双子の妹の怨念か・・・

おどろおどろしい「因習」とか「信仰」、それに探偵役が加わり、小説としての条件はばっちり、後はjじゅうぶんに楽しんでください。


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