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猿の罰 [book] [J・D・バーカー]

sample1.jpgJ・D・バーカー/ハーパーBOOKS/お薦め度 ★★★★☆

完結編

前作「嗤う猿」で4MK(四猿殺人鬼)のアンソン・ビショップと取引?をしたサム・ポーターはギヨン・ホテルで逮捕されてしまう。見る影もなく独りごとをつぶやく始末・・・

4MKは実はサム!?同僚、ナッシュとクレア、の動揺をよそに、サムに不利な証拠が形作られていく。

欠落している記憶に不安を抱きながらもビショップが突き付ける過去に疑心暗鬼になりながら孤軍奮闘するサムと並行して語られるフィニッキー・ハウスでの日記。

真実と嘘の壮絶な殴り合い。どちらが勝のか?

事態は二転三転・・・読者を翻弄する・・・最後の最後にサムが下した結論は何と!?

前二作を読んでから完結編を手にすることをお勧めします。完結編からでは物語がよく飲み込めません。

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嗤う猿 [book] [J・D・バーカー]

sample1.jpgJ・D・バーカー/ハーパーBOOKS/お薦め度 ★★★★

三部作の二作目

4ヶ月前、4MK(四猿殺人鬼)を取り逃がしたシカゴ市警、事件は市警からFBIの管轄となったもののポーターはしつこくその足取りを追っていた。そんな折り、凍りついた池のなかから少女の死体が発見される。

同じ日、別の少女が行方不明となり連続殺人の幕が開く・・・

マスコミは4MKが舞い戻ったと騒ぎ立てるが、ポーターは4MKの仕業ではないと言い切る。

4MK事件のファイルを不正に所持していたことで停職処分を受けるポーター、処分もなんのその、事件の手掛かりを追ってシカゴからニューオリンズへ飛ぶ。

物語はポーター、FBI捜査官プール、シカゴ市警の相棒ナッシュ、同僚クレアの章を中心に進んでゆく。

ポーターが4MKを追いつめているように見えるが、最終的には4MKの手のひらで遊ばされているポーター!?二作目としての捻りを効かせたかと思えば、いきなりシャットダウン、さらなる大混乱を予測させる完結編!?今秋手にできるようだ・・・

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悪の猿 [book] [J・D・バーカー]

sample1.jpgJ・D・パーカー/ハーパーBOOKS/お薦め度 ★★★★

掘り出し物!?

見ざるは悪を見ない、聞かざるは悪を聞かない、言わざるは悪を言わない。三猿は万人が従うべきルール。もっと重要なのは四匹目の猿、しざる、四猿、は悪をなすなかれ。

七件の四猿事件、耳、目、舌を送りつける猟奇的殺人事件、その犯人?が余命いくばくもない癌でバスに飛び込む自殺!?

事件を追い続けるのはシカゴ市警のポーター、犯人の少年時代の日記、少女の監禁状況、三つが並行して語られる。

そのなかでも日記が本書の肝、パルプ・ノワール的な三人家族と四猿事件が最終的にどう結びつくのか!?


一気読みのサイコっぽいサスペンス、続きがありそう・・・


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