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グッゲンハイムの謎 [book] [シヴォーン・ダウド]

sample1.jpgロビン・スティーヴンス、原案シヴォーン・ダウド/東京創元社/お薦め度 ★★★★

「ロンドン・アイの謎」の続編

前作とは逆に、テッドは母と姉と一緒にグロリアおばさんとサリムの住むニューヨークへ・・・

おばさんはグッゲンハイム美術館の主任学芸員、そのコネ?で休館日にもかかわらず入館をさせてくれるという。

改装中の館内を見学中、突然白い煙が・・・火事だ!の声にテッドたちは外に避難。煙のもとは発煙筒、みんなが外に出た隙にカンディンスキーの<黒い正方形のなかに>が盗まれてしまった。最後に外に出たおばさんが犯人と疑われて逮捕されてしまう。

テッド、姉カット、いとこのサリムがタッグを組んでおばさんの無実を証明しなければと立ち上がる。前作同様、仮説をたてて、ひとつづつ潰していく。テッドの他の人とは違う能力が冴えわたる。



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ロンドン・アイの謎 [book] [シヴォーン・ダウド]

sample1.jpgシヴォーン・ダウド/東京創元社/お薦め度 ★★★★☆

児童向けミステリー!?

アメリカへ移住するまえにロンドンの姉の家を訪れる妹と息子のサリム、彼のたっての希望で大観覧車ロンドン・アイに乗りに出かける。

切符売場に並ぶテッドと姉カットとサリム。長蛇の列、ラッキー?なことに見知らぬ男から声を掛けられる。一枚切符があるのであげるよ、と・・・

サリムだけが観覧車にのり、テッドとカットは下で見護ることにするが、一周した観覧車からサリムは降りてこなかった。消えたのだ。

十二歳の名探偵テッドのお出ましだ。<・・・症候群>で人間関係の機微には疎いが、物事を論理的に組み立てるのは得意、しかも気象学に関しては専門家。そんな頭脳明晰なテッドがサリム失踪?の謎を解く。

何と言ってもテッドのキャラがいいですね。<レインマン>、ダスティン・ホフマン主演、がカジノで大儲けするシーンが頭をよぎる!?

児童図書賞を受賞してはいるが、決して児童向けのミステリーではない。良書と言っていい。



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