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狼花 新宿鮫Ⅸ [book] [大沢在昌]

大沢在昌/光文社/お薦め度★★★

ちょっと残念!?

新宿鮫シリーズ最新刊、五年半ぶりの待望の一冊!?

インタビューのなかで、
「・・・今回の『狼花』というのは大きな分岐点になった作品だなと思います。それは、読者にとっても鮫島にとっても、もちろん本に書いている俺本人にとっても、曲ってしまった。ある角を曲ってしまったんだな、という思いがいますごく強くある・・・」

なんで曲る必要があるのだろうか?
「マンネリの美学」があってもいいはず。その好例はマイクル・コナリーのハリー・ボッシュ・シリーズ、悪例はパトリシア・コーンウェルのケイ・スカーペッタ・シリーズ。新宿鮫シリーズも前者であったはず。しかし、本書はそうではない。曲ってしまったのだ。

大沢在昌も疲れてしまったのかしれない。次作に期待するのはもうむずかしいかも? 新宿鮫シリーズの終焉?

追伸:評価の悪さに、ひょっとしたらもう一作書いてくれるかもしれない・・・!?


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