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ザ・ロング・サイド [book] [ロバート・ベイリー]

sample1.jpgロバート・ベイリー/小学館/お薦め度 ★★★☆

完結編

テイラー・スウィフトとトラビス・ケルシー(カンザスシティ・チーフス)、東京公演からトラビスを応援するためとんぼ返りしたテイラー、今年のスーパーボウルは「テイラーボウル」。

カレッジフットボールのスーパースター、オデル・シャンパーニュ、地元の人気バンド、フィズのボーカル、ブリタニー・クラッチャーは恋人同士。

オデルは大事な試合で大活躍、ゲームのあとフィズのコンサートが開かれ会場は最高潮・・・しかし、ブリタニーは秘密を抱えていた。自分ひとりだけがメジャーデビューの契約をし、その日の夜、オデル、バンドのメンバーを置いて旅立つことを・・・

ところがブリタニーは、スクールバスの中で遺体で発見され、オデルが容疑者として逮捕されてしまう。

魂の弁護士ボーセフィス(ボー)に弁護の依頼をするオデル、ボーの周りは弁護を引き受けることに反対・・・逡巡しながらも真実が知りたい一心で弁護を引き受けるボー。

「ザ・プロフェッサー」から続く胸熱のシリーズの完結編としては少々物足らない!?


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嘘と聖域 [book] [ロバート・ベイリー]

sample1.jpgロバート・ベイリー/小学館/お薦め度 ★★★★

新シリーズ第一弾

恩師、老弁護士トム、妻ジャズの死からいまだ立ち直れていないボーセフィス・ヘインズが主人公の新シリーズ

テネシー州、共和党の地盤、第二十二司法管轄区検事長のヘレン・エヴァンジェリン・ルイスは女子高生レイプ事件の裁判、被告は街の実業家、に臨もうとしていた。

その矢先、元夫、弁護士、<Z銀行>の頭取、の殺人容疑で逮捕されてしまう。ルイスの銃から発射された銃弾、残された指紋、目撃証言・・・すべてがクロであることを示している。

ルイスは弁護をボーに依頼する。当初は固辞していたが、親権問題で祖父母と争っている最中でもあり、再生の足掛かりとすべく弁護を引き受ける。

しかし、事件の裏にはルイスが38年間隠し続けてきたタブーがあった・・・

驚きの結末が待っているのだが・・・ルイスの後だしジャンケンにまんまとはまるボー、陪審員!?


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最後の審判 [book] [ロバート・ベイリー]

sample1.jpgロバート・ベイリー/小学館/お薦め度 ★★★★☆

シリーズ完結編

トム・マクマートリーの手によって死刑囚となったボーン・ウィーラーが看護師の手を借り、脱獄に成功する。殺し屋のマニー・レイエスも一役買っていた。

ボーンの目的はトムの愛する家族、仲間に審判を下すため・・・

検事長ヘレン・ルイスの指示でおのおのに警察の護衛がついたが、それをあざ笑うかのように、ボーの妻、検査官が撃たれて亡くなり、地区検事はICUで瀕死の状態。

更に、トムの孫ジャクソンが拉致されるに至り、法をかざしても意味のない相手、ボーン、の土俵で闘うことを選択するトム、病魔に侵された痛々しいトムだが、孫のため最後の役目を果たそうとする。サポートするのはチーム・マクマートリーの面々・・・

前三作とは趣を異にする完結編、まるで西部劇?のような・・・読者としては充分に愉しませてもらった四部作でした。



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ラスト・トライアル [book] [ロバート・ベイリー]

sample1.jpgロバート・ベイリー/小学館/お薦め度 ★★★★☆

シリーズ第三弾

因縁の人物、ウィルマ・ニュートン、裁判で証言を翻しリックらを裏切った、の十四歳の娘、ローリー・アンが事務所に直接来て、トムに母親の弁護、第一作で逆転敗訴した運送会社の経営者殺し、をしてほしいと頼んできた。

ウィルマも娘たちもあの事故の被害者で、今もその結果の報いを受けている、と考えるトムは娘の依頼を受ける。最後の裁判?として・・・

地区検事、捜査官はトムの教え子であり友人、ふたりは裁判を引き受けることに反対する。状況証拠はウィルマが犯人であることを示していた。

弁護の糸口を見だせないトムとポー、弁護士にして調査員、だったが、殺された経営者がかけていた三百万ドルの生命保険をめぐりある仮説が浮上する。

ここからスリラー・サスペンスの純度を高め、結末まで一気に読ませるエンタメ小説に・・・本書が既刊のなかで一番ハラハラ、ドキドキのストーリー展開!?

本シリーズは四部作、四作目は2019年にアメリカで既に刊行され、後は邦訳を待つだけ、年内中には最終巻をて手にしたいものだ。


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黒と白のはざま [book] [ロバート・ベイリー]

sample1.jpgロバート・ベイリー/小学館/お薦め度 ★★★★

シリーズ第二弾

前作「ザ・プロフェッサー」の続編、前作で老教授トーマス・マクマートリーことトムの尻を叩いた教え子ボーからの電話、KKKによって殺された父親の復讐殺人で逮捕された、と。

事件が起きたのは45年後父親の命日、KKKの指揮官だった街の実業家アンディが散弾銃で撃たれ、父親と同じ木に吊り下げられた。

トムはリック、こちらも前作に登場、トムの教え子、と共にテネシーへ。ふたリのチームに地元の弁護士でトムの旧友、飲んだくれのレイレイも加わる。対する検事は負け知らずの女性検事ヘレン。舞台は揃い、法廷闘争へ・・

前作でトムたちがやっとの思いでやっつけた運送会社の経営者、その経営者が雇っていた始末屋、KKKの元メンバー、メンバーの経営するバーのストリッパー・・・多彩な人物を配して物語は進む。

弁護側の切り札の証人、これがなんと掟破り、更にどんでん返しも用意されたエンタメ・リーガル・サスペンス。前作を一読して本書を手にした方がより愉しめるはず!


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ザ・プロフェッサー [book] [ロバート・ベイリー]

sample1.jpgロバート・ベイリー/小学館/お薦め度 ★★★★☆

シリーズ第一弾

主人公はアラバマ大学ロースクールの教授、トム・マクマートリー、68歳、在学中はアメリカンフットボールの全米チャンピオンチームの一員として活躍、法学者として確固たる地位を築いていた。

しかし、模擬裁判の全国大会で起こった教え子、リックとのいさかいがユーチューブに流され、問題視する大学、学部長とトムの教え子で顧問弁護士のタイラーの陰謀に屈して大学を追われる。

そんな折、かつての恋人から娘夫婦と孫娘を亡くした交通事故の真相が知りたいと相談をもちかけられる。弁護士でもあったが40年も法廷を離れていたトムは、あの事件以来疎遠なっていたリックを紹介する。

ユーチューブに流されたことで大手法律事務所の就職を取り消されたリックは個人事務所を開設したものの、仕事を求めて汲々としていた。

願ってもない大型訴訟、一旦は断ったものの、トムが一切かかわらないことを条件に訴訟を引き受ける。

一方、運送会社側はトムを辞任に追い込み、リックの採用を取り消したアラバマ州一の弁護士、タイラーが弁護に就く。

運送会社社長のジャックの執拗な妨害工作に次々証人を失い、裁判で窮地に立たされるリックが最後に頼ったのはトムだった。生きるすべを見失っていたトムは教え子の黒人弁護士、ボーらの励ましによりリックの支援を買って出る・・・

ここからが法廷闘争、大勢の後押し、法曹界の友人、全米チャンピオンの同僚、ロースクールの教え子・・・を背にトムの策略は炸裂するのか!?

兎に角、元気と勇気をもらえるリーガル・スリラー、シリーズ化されているようなので次作も期待したい!

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