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フロスト始末 [book] [R・D・ウィングフィールド]

sample1.jpgR・D・ウィングフィールド/東京創元社/お薦め度 ★★★★☆
 
シリーズ第六弾にして完結編

相も変わらず次々と起こる厄介な事件、強姦、脅迫、失踪・・・ をまとめて面倒をみさせられるフロスト警部。

それに加え、マレット署長は新たに着任してきたスキナー主任警部と計りフロスト警部をよその署へ異動させようと行動を起こす。

人事異動申請書にサインをしてしまったフロスト警部の持ち時間はカウントダウンへ。一向に減らない事件、一向に解決出来ない事件・・・疲労に鞭打って、不眠不休で捜査を続けるフロスト警部御一行。

綱渡りの連続の末、少しずつ厄介な事件に光明が見えてくるが、持ち時間はタイムアップ寸前、フロスト警部は田舎の肥溜からど田舎の肥溜に異動になってしまうのか!?

フロスト警部の始末は?

遅れたきた邦訳、ここにやっと完結。ラストだと思うとじっくり読んでいたいという自分と一気読みしてしまうもうひとりの自分がいることに気づく。すべてが秀逸な物語でした。R・D・ウィングフィールドご苦労様でした!

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夜のフロスト [book] [R・D・ウィングフィールド]

2.jpgR・D・ウィングフィールド/東京創元社/お薦め度 ★★★★★  

シリーズ第三弾

相変わらず絶好調のフロスト警部。不眠不休で次から次へと起こる事件を解決。そのくせ身の回りのことはからっきしだめ。

このシリーズの特徴はいくつもの事件が錯綜。それを五月雨式に解決するフロスト警部の活躍と不屈の仕事中毒にして、下品きわまる下ねたジョークで自身を鼓舞するその姿にある!?

これほどのヒットシリーズなのに、「クリスマスのフロスト」は1984年、「フロスト日和」は1987年、本書は1992年の作品、いかに邦訳が遅れているかがわかります。

流感渦巻くデントン署へ配属になった新任部長刑事ギルモア。24歳にして部長刑事に昇進したギルモアにとってデントン署は一時の通過点に過ぎないはずだったが、否応なしにフロスト警部とペアを組まされ連続老女切り裂き犯をおっかける羽目になる。

今回も青息吐息の中、最後の逆転満塁ホームランはあるのか!?


2001.06

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冬のフロスト [book] [R・D・ウィングフィールド]

sample1.jpgR・D・ウィングフィールド/東京創元社/お薦め度 ★★★★☆

シリーズ第五弾

相も変わらずワーカホリックなフロスト警部とデントン署の面々。田舎町の警察署なのにこうも次々と事件が起きるとはまか不思議!?

今回の複層する事件とは、少女行方不明事件、連続娼婦殺人事件、武装強盗事件・・・いつものフロスト流の我田引水的推理、行きあたりばったりの推理、がさく裂。

どたばた捜査が、最後の最後にきれいに解決する様は実に「水戸黄門」的。今回も十分に愉しめます。

本シリーズも残すところラストワンになりました。早く読みたい気持ちと、ちょっと時間を置きたい気持ちが交錯する読了感!?


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フロスト気質 [book] [R・D・ウィングフィールド]

sample16.jpgR・D・ウィングフィールド/東京創元社/お薦め度 ★★★★★ 

待望のシリーズ第四弾!

前作「夜のフロスト」の刊行が2001年、待ち焦がれた?一冊

いくつもの事件を抱え込み、相変わらず「おいそがし」。エロおやじの毒舌ぶりも絶好調。なにより事件解決のキーポイントは直感。これがフロスト「気質」!?

既刊すべてが年間ベスト1かベスト2の評価、なんともすごいシリーズ。上下巻あわせて1000ページ弱の大作だが、読み出した止まらない。

本年度もベスト1かベスト2の評価間違いなしの一冊。ぜひ一読あれ!


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