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清明 隠蔽捜査8 [book] [今野敏]

sample1.jpg今野敏/新潮社/お薦め度 ★★★★

シリーズ第10作

大森署長から神奈川県警刑事部長へ異動になった竜崎、着任早々、町田で死体遺棄事件が発生、神奈川県と東京都が入り組んだ県境のため、幼馴染みの伊丹刑事部長から要請を受け、神奈川県警も応援部隊を派遣することに・・・

捜査本部で旧友?と再会するも、大森署と警視庁、神奈川県警と警視庁と名前が変わっただけで少し違和感を感じるふたり!?

おまけに妻の冴子がペーパードライバー教習で事故を起こしたという一報が入る多難な幕開け。

被害者は中国人と判明したことから、中華街での情報収集、中国人の手配師、公安、元県警OBで教習車の所長らが絡み物語は進む。

公安部長、伊丹刑事部長、竜崎の三者会談がもたれる場面で、伊丹がのたまう台詞がこれ、「この男には『たてまえと本音』という概念がありません。すべて本音なのです。そして、その本音は原理原則に沿っているのです」

公安の横やりもなんのその、本音で突き進む頼もしい竜崎が・・・相変わらず愉しめる一冊。


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