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鹿狩りの季節 [book] [~'23海外編]

sample5.jpgエリン・フラナガン/早川書房/お薦め度 ★★★★

エドガー賞最優秀新人賞

ネブラスカ州の田舎町、鹿狩りの季節が始まったばかり、16歳の女子高生ペギーが忽然と姿を消した。家出をしたのか、事件に巻き込まれたのか、憶測が町を飛び交う。

鹿狩りに誘われた知的障害のある青年ハルが血の付いたトラックで帰宅する。しかも車は何かにぶつかった跡が・・・

ハルがペギーに恋心を抱いていたことから、町の人々はハルに疑いの目を向ける。

ハルを受け入れていた農場主のケウライルとスクルールバスの運転手をしているアルマ夫婦、ペギーの12歳の弟マイロの視点から物語は進む。

平穏な田舎町で突然起きた失踪事件で、濃密でややこしい人間関係が様々な形で反応する。ミステリー要素よりも人間関係の反応に重きを置いた一冊。



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