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ヴァイオレットだけが知っている [book] [~'23海外編]

sample1.jpgメリーナ・マーケッタ/東京創元社/お薦め度 ★★★★

追跡サスペンス

目下停職処分中のロンドンの警官ビッシュ、妻に去られ、娘には愛想をつかされ、酒びたりの日々を送っている。そんな彼に娘の乗ったバス、フランス北部へのバスツアー、が爆破されたとの連絡が入る。

イギリスの子供たちが大勢乗っていたツアー、被害者の父親として現場に向かうビッシュ、娘は無事だったが、三人の生徒と二人の大人が死亡、重傷者は三人・・・

ツアー参加者のひとりがかつて23人を殺した爆弾魔の孫娘ヴァイレットと判明、しかも事情聴取のあと参加者の少年エディと姿をくらました。

爆破事件の現場から消えたふたりを追うビッシュという構図なのだが、それに人種とテロの問題、家族の物語、ティーエイジャーの友情と冒険が絡み物語が大きく膨らむ。

重層するプロットは好感が持てるが、登場人物を整理しながら読みすすめなくてはならないのと結末が意外とあっさりしているのがちょっと玉に瑕かな!?



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