ステイト・オブ・テラー [book] [~'23海外編]
ヒラリー・R・クリントン/ルイーズ・ペニー/早川書房/お薦め度 ★★★★
国際政治スリラー
67代国務長官、ヒラリー・R・クリントン、2009年~2013年
国務省南・中アジア局員に届いた奇妙なメール、<19/0717 38/1536 119/1848>・・・ロンドン、パリでバス爆破事件が起こる。
ジャンクメールとしか思えないものは爆発したバスの番号と爆破時間、暗号ではなく警告だった。<119/1848>は8時間後フランクフルトで119番のバスが夕方の6時48分に爆発するを示していた。
新国務長官、エレン・アダムスは新大統領のライバルを支援していたにもかかわらず長官を拝名。前政権の過去4年間の無策ぶりを目の当たりにしてきた。
前政権はパキスタンの武器商人、核物理学者バシル・シャーを釈放し、わずか数カ月の間に、核合意から離脱し、イランに核開発計画、タリバンやアルカイダに、を自由に行わせた。パキスタンとロシアの一部はそのことを知っていたことに前大統領の動きが複雑に絡みあう。
シャーは核兵器の開発を終え、アメリカの3つの都市に核爆弾を仕掛けていた・・・
まさに国際政治スリラー、国務長官しか知りえないアメリカの安全保障政策の内幕!?
コメント 0