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ポリス・アット・ザ・ステーション [book] [エイドリアン・マッキンティ]

sample1.jpgエイドリアン・マッキンティ/早川書房/お薦め度 ★★★★☆

ショーン・ダフィー・シリーズ第六弾

麻薬の密売人が相次いでクロスボウの矢で撃たれた事件を捜査するため、休暇を途中で切り上げ現場に向かうダフィー。

今回の事件は二件目、死亡した被害者は前科持ちの売人、ブルガリア人の妻と団地に住んでいた。

犯行声明はどこからも出ていない。

ブルガリア人の妻が麻薬の運び屋ではないかと尋問するが手掛かりはつかめず、高額の保釈金を払い釈放と同時に行方をくらました。

完全に行き詰ったダフィーを救ったのはブルガリア人通訳の紙切れ、そこには車のナンバーが・・・

ここから北アイルランド紛争の続きを交えながら物語は進み、シリーズ最大の危機がダフィーの身に降りかかる。ここから物語は一気に加速、クライマックスになだれ込む。

毒気の強かったダフィーがベスとエマを得、自分たちの将来をぶつかりあいながら描いたり、警察内部の人事評価を巡る暗雲だったり・・・今までにない展開も加わり、シリーズはどんどん成長している。


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