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死が三人を分かつまで [book] [~'23海外編]

sample1.jpgケイティ・グティエレス/UーNEXT/お薦め度 ★★★★

実録系サスペンス

ブログにパートタイムで執筆するキャシー、彼女の目にとまった新聞記事、テキサス州ラレードのモーテルでアンドレス・ルッソの遺体が発見されたのは、ドロレス・リヴィエラとアンドレスが結婚して一年、交際を始めてから三年近くたったころだった。メキシコシティ在住のアンドレスは妻のドロレスを訪ねてラレードに来たのにドロレスの家ではなくモーテルに宿泊したのだろうか。

当初ドロレスが容疑者と目されていたが、まもなく夫のファビアンが最有力容疑者として浮上した・・・

30年前の事件を掘り起こし、一冊の本にしたいと野望をいだくキャシーはラレードに住むローレ・リヴィエラ(ドロレス・リヴィエラ)を訪ね取材権を獲得する。事件当日のことは語らないという条件で・・・

ローレはラレードで夫ファビアンと双子の息子マテロとガブリエルと、ドロレスはメキシコシティでアンドレス・ルッソと暮らしていた。ローラとドロレスは同一人物であり、重婚していたのだ。

なぜそんなことが可能だったのかといえば、ローレは銀行の幹部社員でメキシコシティに重要なお客を抱え、頻繁に出張していた。

キャシーとローレの章、過去と現在、が交互に語られ、事件の詳細が次第に明らかになると同時にキャシーの抱える家庭問題も膨らんでいく。ともに秘密を抱えた二人の女の対決はやがてとんでもない結末を読者に突き付ける。

ローレとアンドレスの誓約の儀の一節「病めるときも、健やかなるときも・・・死が二人を分かつまで」・・・表題の「死が三人を分かつまで」の三人とは?



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