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あきない世傳 金と銀12 [book] [高田郁]

sample1.jpg高田郁/角川春樹事務所/お薦め度 ★★★★

シリーズ第十二弾

五十鈴屋江戸本店、吉凶、織り交ぜての十年、小紋染めを町人のものとし、麻疹禍には鉢巻用として江戸紫の小紋染めの切り売り、創業からの帯結び指南、反物の裁ち方指南、湯帷子を寛ぎ着としての浴衣へ、力士と揃いの浴衣・・・真っ先に浮かぶ凶は妹、結。そして音羽屋忠兵衛による仕打ち・・・

待望の浅草太仲間から浅草呉服太物仲間への道筋が見えてきたものの、奉行所から出た沙汰は、冥加金千六百両を出せば結成を許すというものだった。

一難去ってまた一難、奉行所と幸の知恵比べが始まる。

太物から絹織まで扱いアイテムが増え、それに伴い顧客も町人から名家、豪商と拡がり、商いはすこぶる順調だったが、幸のなかには一抹の不安が・・・お客が「買いたい」というものが何なのか曖昧になってきている気がする。

五十鈴屋が百貨店化してきた。果たしてそれが顧客にとっていいことなのか!?

その答えを見つけるために吉原の衣装競べに参加することを決める幸だった。




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