石を放つとき [book] [ローレンス・ブロック]
ローレンス・ブロック/二見書房/お薦め度 ★★★★☆
マット・スカダー・シリーズ新作+短編集
新作「石を放つとき」。
スカダーの妻、エレインが元娼婦の集まりで知り合ったエレン、エレインとエレン、から客だった男がストーカー化する恐れがあると打ち明けられる。男の名前も住所も分からない・・・
スカダーがこの件を引き受ける。手掛かりが何もない、そこで登場するのが似顔絵描きから画家になったかつての同僚、エレンの証言をもとに似顔絵を描き、それをもとに男の正体を割り出す・・・
大きな仕掛けがあるわけでもない本作品。堂場瞬一氏曰く、「大人の無駄話」、言い得て妙、が実に愉しく、老いて尚盛んなスカダーとエレインに会えドッキリ!?スカダー・ファンにとってはたまらない、必読の書・・・
久々にじっくり味わった一冊・・・
追伸:あとがきをローレンス・ブロック自身が書いているので、それぞれの作品がシリーズのなかでどんな位置づけだったのか復讐出来るのもいい。
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