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特捜部Q-アサドの祈り- [book] [ユッシ・エーズラ・オールスン]

sample5.jpgユッシ・エーズラ・オールスン/早川書房/お薦め度 ★★★★

シリーズ第八弾

キプロスの海岸に難民と思しき一団が打ち上げられた。偶然そこに居合わせた食いつめたジャーナリストの書いた記事、「犠牲者2117」、と写真が新聞に掲載される。それを見たアサドは慟哭する。

そこに写し出された老女はアサドの大恩人。そればかりか十数年前にシリアに残してきた妻、娘のひとりとアサドの宿敵ガーリブの姿も・・・

いままで語られることのなかったアサドの壮絶な過去が明らかになってゆく。

一方、ゴードン宛に若い男の声で殺人予告の電話が・・・悪戯かと思われた電話だったが、徐々に現実味を帯びてくる。

アサドとカールはガーリブを追ってドイツへ。居残り組のゴードンと復帰したローセは殺人予告を追う。

タイムリミット・サスペンスの様相を呈する二つの事件。いままでのシリーズにはなかった展開を見せる。ガーリブの恐るべきテロ計画を阻止、家族を救いだせるのか・・・ひきこもりのゲーマーの企ても阻止出来るのか・・・

アサドが主人公の「番外編」的?シリーズ第八弾。相変わらず愉しめますよ!

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