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墓標なき街 [book] [逢坂剛]

sample1.jpg逢坂剛/集英社/お薦め度 ★★★☆

百舌シリーズ第六弾

かつて田丸は東京ヘラルド新聞社で社会部長を務め、残間はその下で働いていた。残間の書いた百舌事件原稿をボツにした張本人、田丸。その田丸から<ザ・マン>、田丸が編集長、に、百舌事件について知りうることを書いてほしい、と依頼される残間。なぜ今になって?

それと並行して残間のもとに「武器輸出三原則」にふれる内部告発者からのタレこみがあり、その調査を大杉、元刑事、現探偵、に依頼する。

大杉の調査と娘、めぐみ、が勤務する生活経済特捜部の捜査がはからずもバッティング、同じ対象者を父娘で追うことに・・・

百舌事件のかつての関係者、監察官、倉木美希が襲われた現場、田丸が殺された現場に百舌の羽根が残されていたことで、死んだはずの殺し屋<百舌>が、と・・・

複層する事件の裏で見え隠れする権力闘争と<百舌>?大杉、残間、倉木は事件の真相にたどり着けるのか?

シリーズの流れを知っていると知らないでは愉しみが半減、そういう意味で少々不満が残る本書、結末も<続く>で終わるのは残念!

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