最重要容疑者 [book] [リー・チャイルド]
リー・チャイルド/講談社/お薦め度 ★★★★
ジャック・リーチャー・シリーズ最新刊
いつもと雰囲気を異にする一冊。「静」のジャック!?
ジャックにとっては至極まっとうな移動手段、ヒッチハイク。冬のネブラスカ、夜間、条件は悪いが待つこと93分、一台の車、男2人と女1人が同乗、がジャックを拾ってくれる。
その頃付近で起きた殺人事件で緊急広域手配がなされ、ジャックが便乗した車も検問を受ける。男2人の乗った車が対象だった。
車内の会話からジャックは男2人が指名手配犯、女は人質と判断、チャンスを窺うが人質の安全確保が出来ないまま、モーテルに向かう。その行動に違和感を覚えるジャックだったが、ひとり置き去りにされてしまう。
事件の最重要容疑者としてジャックはFBIに追われる身となるが、FBI特別捜査官・ソレイソンと事件の分析を進めるなかで信頼関係を築き、2人で指名手配犯と人質を追う。
FBI、支局だけじゃなく本部、だけじゃなくCIAも参戦、パズルのピースをひとつひとつはめていくジャック・・・
いつものスッキリとした活劇はラストのみ。テロリスト集団?がとんでもない集団だったり、ちょっとフラストレーションがたまる最新刊!?
コメント 0