カクテル・ウェイトレス [book] [~'23海外編]
ジェームズ・M・ケイン/新潮社/お薦め度 ★★★★
幻の遺作
「郵便配達は二度ベルを鳴らす」の著者が生前秘した遺作。
うら若き未亡人、ジョーン、はひょんなことから、夫の死に不審をいだく警察、巡査部長の紹介で、幼い子どもを義姉に預け、お金のために少々怪しげなバーで働くことになる。
出勤初日、毎晩決まった時間にあらわれる初老の富豪に見染められる。その一方若くてハンサムだがお金のない青年に心ひかれはじめる。
ふたりの男、富豪と青年、の狭間で心揺れるジョーン。なんだか安ものの恋愛小説の筋書き!?
どうやって自分の人生を切り開いていくのか?どうやってふたりの男を手玉にとるのか?どうやって子どもと一緒に暮らすか?
そこには思いもよらない結末が・・・
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