終わりなき孤独 [book] [ジョージ・P・ペレケーノス]
ジョージ・P・ペレケーノス/早川書房/お薦め度 ★★★★☆
2003年アンソニー賞ノミネート作品
黒人探偵、デレク・ストレンジ・シリーズ、第二弾。
デレクの相棒、白人の元警官、アルバイト探偵のテリー・クインに、家出少女捜索の仕事をまわすことにする。少女は売春組織の下で働いていた。依頼主の調査事務所所員と共に少女を連れ戻すことに躍起になるテリー。
一方デレクは、探偵業のかたわら、ボランティアで貧民街の子どもたちのフットボール・コーチを引き受けていた。子どもたちが真っ当に育ってくれることを願って・・・ある日、チームの一人が迎えにきた伯父の巻き添えをくって何者かに射殺されてしまう。
テリーとデレクの怒りに満ちた物語が並行する。変な言い方だけど、スローなタッチだが、しっかりとしたハードボイルド。なかなかの一冊ですぞ!
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