小鬼の市 [book] [ヘレン・マクロイ]
ヘレン・マクロイ/東京創元社/お薦め度 ★★★★
ベイジル・ウィリング博士シリーズ
ジェームズ・ボンド顔負けのベイジル・ウィリング博士の正体は!?
第二次大戦中のカリブ海の島国、通信社に働き口を求めた次の日、支局長が亡くなり、幸運にも後釜に座るフィリップ・スターク。
ライバルの女性記者から前任者は特ダネを追っていたことを知らされると、いきなり暴漢に襲われ、危うく難を逃れる。やがて本社から前任者は何者かに殺された、その真相を追えと指示が出る。
大戦中のスペイン、アメリカ、ドイツとの関係を逆手に取った、当時としては意欲的なプロットになっているが、そこはヘレン・マクロイの筆が冴える。
表題の「小鬼の市」に読了後、納得!
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