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果ての花火 銀座開化おもかげ草紙 [book] [松井今朝子]


松井今朝子/新潮社/お薦め度 ★★★★ 

シリーズ第二弾!久保田宗八郎を主人公とする連作短編集。

明治九年、久保田宗八郎三十二歳。前作「銀座開化おもかげ草紙」から約二年を経過。明治十年、西郷隆盛を盟主にして起こった士族による武力反乱である西南戦争前夜の銀座。

淡々とした語り口と明治初期の新生ニッポンのうさんくささががみごとに絡み合う。明治に潜むうさんくささを旧士族、久保田宗八郎が一刀両断に。

流石に旨いですね、松井今朝子。しばらく目の離せない作家のひとりになりました。


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