禿鷹狩り [book] [逢坂剛]
逢坂剛/文藝春秋/お薦め度★★★★★
シリーズ第四弾、完結編
これだけキャラの濃い人物を完結編で著者はどう料理したのだろうか?
ハムラビ法典、「目には目を、歯に歯を」ではないが、「禿鷹には、禿鷹以上のキャラを」ということで、イルスギ、スマコ、岩動寿満子、岩が動くとはまさにぴったりの名前の女刑事を登場させ、禿鷹の抹殺を図る。
脇役も健在なり。渋六興行の水間、ミイラ取りがミイラになった諸橋真理子、南米マフィア、初登場、岩動刑事の相棒、優男、嵯峨俊太郎も相まって・・・
疾風のように現れて、疾風のように去ってゆく禿鷹、その前に立ち塞がる岩動、その陰に見え隠れするキャリア、その真意は・・・シリーズ完結編に相応しい一冊、一読あれ!!!
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