岡崎隼人/講談社/お薦め度★★★
メフィスト賞受賞作
メフィスト賞の歴代の受賞者をみると、森博嗣、乾くるみ、新堂冬樹、殊能将之、日明恩・・・大きい、小さい別にして、登竜門のひとつには違いない。
岡山で起きる連続乳児誘拐事件、コインランドーの管理者、無為無策な時を過す、19歳の北原結平。バイクの中に赤ん坊の死体を入れた少女・蒼以の出現により状況が一変する。
訳の分からない殺人鬼の出現、過去のトラウマ、物語はどんどん暗闇に落ちて行く。
まさにノワールなのだが、言葉が滑るだけで「味」がない。ジム・トンプスンのような「くさや」的な「味」が出てくれば一級品!
2006-07-28 16:12
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