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下町ロケット2 ガウディ計画 [book] [池井戸潤]

sample1.jpg池井戸潤/小学館/お薦め度 ★★★★

シリーズ第二弾

佃製作所、一難去ってまた一難。帝国重工から突然の通告、次回からのバルブシステムはコンペで決定する、と。

願ってもない日本クラインからの試作依頼、何の部品か明かされないまま・・・元社員からの情報で人工心臓の部品であることが判明。

両方の案件の後ろで見え隠れするサヤマ製作所、NASA出身の椎名が社長になって急成長した会社。

人口心臓の部品は試作だけに終わり、量産はサヤマ製作所にとられてしまう。そんな折、地方の大学病院の医師と繊維会社から心臓の人口弁の話が舞い込む。

一旦は話を断った佃だったが現場を訪れ、人口弁にかけてみようと決心する。

今回もいろんな横やりが。難局をどうやって乗り切るのだろうか?ワクワクドキドキの一気読み!

現在、「下町ロケット」放映中、後半には「下町ロケット2」の話も出てくるという。朝日新聞の土日版にも掲載。又吉の「火花」超え間違いなしの続編!


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銀翼のイカロス [book] [池井戸潤]

sample1.jpg池井戸潤/ダイヤモンド社/お薦め度 ★★★★

半沢直樹シリーズ最新刊

再建が遅々として進まない帝国航空、このままでは自主再建を諦めざるを得ない状況。そこで半沢次長に白羽の矢がたつ。頭取からの勅命によりこの案件を担当することに・・・

年末の衆議院選挙において政権交代が実現、国土交通大臣には党の広告塔の女性議員が任命される。任命記者会見で半沢らがまとめあげた修正再建案を破棄、帝国航空再生タスクフォースを発足させるとぶちあげる。

再生タスクフォースの本丸は債権放棄。東京中央銀行は開投銀に続く規模の債権者だった。

半沢vs再生タスクフォース、半沢vs社内(債権放棄派)、半沢vs国会議員・・・バトルが繰り広げられる。金融庁の黒崎検査官もキーパーソンのひとりとして登場、しっかり存在感を示している。

再建放棄に揺れる東京中央銀行。そのなかで新たな社内問題が・・・

政治家の出処進退より頭取のバンカーとしての潔ぎよさが一服の清涼感。相変わらず愉しませてくれるシリーズ第四弾!

JAL、「2番目じゃダメなんですか?」の女性議員、その後ろ楯の「仙」なんとかさんだったり、ちょっと乗り過ぎ!?前作「ロスジェネの逆襲」の方が半沢らしさが際立っていたようだ・・・


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下町ロケット [book] [池井戸潤]

sample1.jpg池井戸潤/小学館/お薦め度 ★★★★☆

直木賞受賞作

下町の佃製作所、社長の佃航平は研修者の道を諦め家業を継いだ、に難題が持ち上がる。お得意先でもある大手メーカーから特許侵害で訴えられる。

中小企業の常、資金繰りに窮しているのに、発注を止められ、訴訟の費用まで・・・銀行からのつなぎ融資も断れ、倒産まで時間の問題?銀行以外、ベンチャーキャピタルからの融資でなんとか首を繋ぐ。

そんななか、国産ロケット開発の巨大企業が佃製作所の特許に触手を伸ばしてくる。特許を買い取りたい、と。

裁判は技術に明るい弁護士の法廷戦術が実り、逆転勝利、高額の和解金を勝ち取る。

その一方、特許を売り払うのか、特許使用契約か社内の議論は紛糾、会社を二分する状況。佃社長の決断は第三の道、特許を使った部品の供給を選択する。

巨大企業とのせめぎ合い、企業内のヒエラルキー、佃製作所の「矜持」、佃のかなわなかった「夢」・・・が入り混ったノンストップ・ノベル。直木賞受賞にふさわしい一冊!


タグ:直木賞
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ロスジェネの逆襲 [book] [池井戸潤]

sample2.jpg池井戸潤/ダイヤモンド社/お薦め度★★★★☆

「半沢直樹」シリーズ第三弾

遅まきながら出向後の半沢、しっかり読ませていただきました。

わたしが手にしたのが16刷、kindle版も入れると超ベストセラーということがわかります。

第44回江戸川乱歩賞を「果てる底なき」で受賞、巻頭の著者の言葉の中に、「・・・ジャンルにこだわらず、貧欲に幅広いエンターテインメントを手掛けていくつもりです」、と書いています。最初から半沢直樹シリーズ?を意識していたのですね・・・


タグ:半沢直樹
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