SSブログ

生者と死者に告ぐ [book] [ネレ・ノイハウス]

sample1.jpgネレ・ノイハウス/東京創元社/お薦め度 ★★★★

刑事オリヴァー&ピア・シリーズ第七弾

犬を連れ散歩中の女性がライフルで・・・続いて、ダイニングに立っていた女性が窓の外から頭部を遠距離からライフルで・・・またまた、今度は若い男性が今度は心臓をライフルで・・・

警察署に”仕置き人”から死亡告知が届く。それをたどると三人が、脳出血で死んだ女性を介してつながっていた。最初に射殺された女性は娘が脳出血で死んだ女性の救護を怠り死なせた、と。

二番目の被害者の女性は著名な心臓外科医の妻。その心臓外科医は脳溢血で死んだ女性の心臓を三番目の射殺された男性に移植したのだった。

心臓移植というキーワードでつながった三人だったが、遅々として捜査は進まない。バカンスにでかけるはずだったピアは休暇を取りやめ捜査にあたる。

一時の大スランプ、ダメ男を返上した、を脱したオリヴァーだったが、ピアと捜査に当たれることで一安心!?

臓器移植、腕利きのスナイパー、三人に関係したたくさんの登場人物が物語をより複雑にしている。600頁超を飽きさせず読ませるネレ・ノイハウスは筆力はさすがだ。

脂の乗ったシリーズ第七弾、一読に値します!


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ: