ミン・スーが犯した幾千もの罪 [book] [~'23海外編]
トム・リン/集英社/お薦め度 ★★★★
カーネギー賞受賞作
200人は殺した中国系アメリカ人の殺し屋、ミン・スー、復讐しなければならないリストにはあと五名、セントラル・パシフィック鉄道の東端から妻?の待つカリフォルニア州サクラメントまで、予知能力を持つ老人、予言者、に導かれ西を目指す。
その途中で奇術ショーの一座に巡り合い、リノまで用心棒兼道案内人を務めることになる。一座は特殊能力?を持つ、火をつけても燃えない炎女、人の記憶を消せるナヴァホ族、テレパシーを使える少年、刺青の異教徒と座長の六人・・・
鉄道を使えばいいものの、懸賞金がかけられているミン・スイー、鉄道沿いの安全な道を選びながら、馬と馬車で進む。その途中で寄り道をし、リストからひとり、ふたりと削除していく。
奇術ショーの一座の面々との交流、ギャング一味との攻防戦、予言者の導き、シエラ・ネバダ越え、心通わす?クーガーの出現・・・艱難辛苦の末、サクラメントにたどり着くミン・スー、そこで待っていたものはあまりにも悲しいものだった・・・
何て言う物語だ!
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