軋み [book] [~'23海外編]
エヴァ・ビョルク・アイイスドッティル/小学館/お薦め度 ★★★★
CWA賞新人賞受賞作
レイキャヴィーク警察を辞め故郷のアークラネスに戻ったエルマは地元警察に職を得たる。レイキャヴィークと違い人口7000人の魚港町、大した事件は起きないはずだった・・・
勤務早々、観光名所の灯台付近の海で不審死体が発見される。被害者はエリーサベトという女性パイロット、幼年期をアークラネスで過ごしていた・・・
現在進行形の捜査とエリーサベトの幼年期が交互に語られる。
一種の村社会、お父さんの名前は?お母さんの名前は?みんながみんなを知っている。エルマも然り、エリーサベトも然り・・・ただ、エリーサベトはアークラネスを嫌い、避けていた。それがなぜアークラネスで殺されたのか?
血のつながりが濃いがゆえに事件は混とんとする。アイスランドが色濃く反映されたミステリー!?わたし的には好きだな。
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