三時間の導線 [book] [A・ルースルンド&B・ヘルストレム]
アンデシュ・ルースルンド/早川書房/お薦め度 ★★★★
グレーンス警部シリーズ集大成
事件の発端は死体安置所からの一報、死体が一体多い、アフリカ出身とみられる男性、死因は酸欠による窒息死、・・・
さらに身元不明の女性の亡きがらが安置所に出現。謎を追うグレーンス警部らは悲惨な、信じがたい光景を目にする。コンテナの中に68名の死者と5つの服の山を。
服に縫い付けられた電話からある人物の指紋が発見される。その人物とは元潜入捜査員ピート・ホフマン・コズロウ、前二作にも登場、グレーンスと大きなかかわりを持った・・・
グレーンスは西アフリカに飛ぶ、二週間の休暇でストックホルムに帰ろうとしていたピート・ホフマンを無理やり説得?真相究明を託す。
密航ビジネスの組織に潜入、真相究明までの時間は二週間、ホフマンは潜入するために一か八かの賭けにでる。
密航ビジネスの出口と入口、アフリカとストックホルム、で組織の実態を暴き出す捜査、潜入が始まる。
前二作でこんなアクションシーンがあったのか?64歳のグレーンスはもちろん、ピート・ホフマンも体をはった戦いを繰り広げる。
相棒のペリエ・ヘルストレムが亡くなり、単独で筆をとったシリーズ集大成!?
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