弁護人 [book] [お気に入り作家(海外)]
スティーヴ・マルティニ/講談社/お薦め度 ★★★★☆
弁護士ポール・マドリアニ・シリーズ第五弾
宝くじで州始まって以来という多額の賞金を当てたヨナの依頼は、誘拐された孫娘・アマンダを取り戻して欲しいというものだった。
アマンダの母親・ジェシカは二年間、コロナの女子刑務所で服役していた。その間、一時的にヨナ夫婦が保護者になり、今は永続的な保護者になっていた。
半年前にジェシカは出所し、ヨナのもとを訪ねた。しかたなく孫娘との面会を許した。そのことが事件のきっかけとなる。
ジェシカは元の悪い癖を取り戻し、自分の娘を道具として使うことを考えはじめた。裁判所で二週間に一度アマンダを連れ出していいという許可をもらってきた。
ところが三週間前、面会期間が終わっても、ジェシカはアマンダを返しに来なかった。ジェシカが連れてきたのは女性擁護組織の主宰者・ゾランダだった。口論の末、ゾランダの捨て台詞は、「・・・素直にアマンダを引き渡すか、奪い取られるかを待つかだ」。
予言どおり?アマンダはヨナ夫婦が外出中に、ベビーシッターの目を盗み、連れ去られてしまった。実の母親が子供を誘拐するとは・・・
事件は急展開を示す。ゾランダが殺され、容疑者としてヨナが捕らえられしまう。サンディエゴを舞台にマドリアニの裁判がはじまる。
わたし的には初めてのシリーズ。
2002/11
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