ヨルガオ殺人事件 [book] [アンソニー・ホロヴィッツ]
アンソニー・ホロヴィッツ/東京創元社/お薦め度 ★★★★☆
「カササギ殺人事件」の続編
わたし、スーザン・ライランド、元編集者で今はクレタ島のホテルの経営者、はイギリスのホテルの所有者トレーハン夫妻から娘のセシリーの失踪事件について調べ、8年前、彼らのホテルで起きたフランク・パリス殺害事件と関係があるかどうかつきとめてほしいと依頼される。
殺人事件の犯人は捕まり、終身刑を言い渡され収監されていた。
失踪前、セシリーは殺人事件の真相をある本の中で見つけたと夫妻に電話をしていた。ある本とはわたしが編集者としてかかわった、アラン・コンウェイ、前作にも登場、のアティカス・ピュント・シリーズの「愚行の代償」だった。
「カササギ殺人事件」同様、作中作と現在形と二度も謎解きを味わえる趣向になっている。
<アティカス・ピュント>は<名探偵ポアロ>、著者はBBCのテレビドラマで何作か脚本を書いている、<スーザン・ライランド>は<ミス・マープル>に置き換えてもいい!?アガサ・ファンにとってもたまらない一冊・・・
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