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三分間の空隙 [book] [A・ルースルンド&B・ヘルストレム]

sample1.jpgA・ルースルンド&B・ヘルストレム/早川書房/お薦め度 ★★★★☆

「三秒間の死角」続編

コロンビアのゲリラ組織PRCのエル・メスティーンの警護役として頭角をあらわす、潜入捜査員ピート・ホフマン、前作ではパウラとして、本作ではエル・スエコとして、彼のハンドラーはDEA、アメリカ麻薬取締局、の長官スー・マスターソン。

彼女以上にPRCに執念を燃やす、娘を麻薬に奪われたため、下院議長のティモシー・D・クラウンズ、偵察衛星からの情報を逐次把握している。そんな彼がコロンビアに赴き、部隊の兵営へ向かうと言いだす。事態はそれだけで終わらない、現場に赴いたクラウンズらはゲリラに急襲され、クラウンズは拉致される。

その一方でPRCゲリラの上層部13名を最重要指名手配リストとして公開するホワイトハウス。そのなかの七番目にホフマンの名前が・・・アメリカとPRCの戦いの渦に否応なく巻き込まれるホフマン、その彼を手助けするためグレーンス警部が一民間人としてコロンビアに派遣される。

前作と立位置の違うグレーンス、ホフマンの交渉役としてDEA長官とネゴシエイトするためワシントンへ・・・

ホフマンは絶体絶命のピンチを脱出するため、ホワイトハウスとPRCを相手に大胆な作戦に打って出る。

ドン・ウィンズロウとスティーヴン・ハンターが加わったようなスケールの大きなエンターテインメントに仕上がっている。

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