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葬られた勲章 [book] [リー・チャイルド]

sample1.jpgリー・チャイルド/講談社/お薦め度 ★★★★

ジャック・リーチャー・シリーズ最新刊

深夜2時、ニューヨークの地下鉄、その車両にはリーチャーを含め6人の乗客、季節外れの黒いダウンジャケットを羽織り、自爆テロリストの11の項目にいつくかに該当する特徴を示している女が。

確信を持てなかったリーチャーは女に話しかける。バッグから出した手に握られたいたのは爆弾のスイッチではなく拳銃だった。女はその銃で自殺を図る。

事情聴取を終えたリーチャーに所属不明の連邦捜査官、謎の私立探偵?が接触をはかり、女から何か受け取らなかったか?ライラ・ホスという名前に心当たりはないか?ジョン・サンソム、下院議員、の名前を出さなかったか?

女の正体や目的に興味を持ったリーチャーは事件に首を突っ込むことに・・・

自殺した女の正体はペンタゴンの人事部の職員、スーザン・マーク、極秘の資料へのアクセス権限は持っていないはず。サンソムは軍の特殊部隊にいたことから早速接触を試みる。一方ライラからは連絡をもらい会うことに。

サンソムはスーザンとかかわったことはないと断言、ライラは単なる友人で人探しを手伝ってもらていただけ、と。どちらも何かを隠している気配?が・・・

ラスト200頁から一挙に物語は加速する。サンソムのアフガニスタンにおける任務、テロリストのご機嫌取り、が明らかになるに至り、その対極にいるライラの目的も明らかになる。ご機嫌取りをしたテロリストには驚愕!?

ラストの大活劇は見もの!リーチャーと史実を絡めた、現代史活劇ミステリー?と言ってもいい一冊。時代背景を逆手に取ったシリーズ最新刊。

それにしても講談社も酷なことをしてくれる。本書と同じ日にハリー・ボッシュの新刊、「汚名」、も刊行、いったいどちらを先に読めというのか!?わたしはハリー・ボッシュを先に手にしましたが・・・

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