アップ・カントリー [book] [ネルソン・デミル]
ネルソン・デミル/講談社/お薦め度 ★★★★☆
1500ページ超の巨編!
「将軍の娘」は二十世紀を代表する作品のひとつに数えられる。その続編が本書。
元陸軍犯罪捜査部秘密捜査官、ポール・ブレナー、「将軍の娘」で活躍した、は元上司、カール大佐から、断ることのできないミッションを依頼される。そのミッションとは、1968年、ベトナム戦争でアメリカ軍大尉が中尉を射殺した現場を目撃していた北ベトナム兵を見つけ、話をきくことだった。
当時ベトナム戦争に二度も志願したポール。三度ベトナムの地を踏むこととなる。
ベトナムでの協力者は、投資会社社員、美人のスーザン。彼女とふたり”田舎のほう”(アップ・カントリー)へ向かう。
戦争犯罪をめぐる小説かと思いきや、全編の大部分を”田舎のほう”へ向かう北紀行が占めている。著者のベトナムに対する思い入れが並々ならぬことがうかがわれる。
ラストはしっかり謀略活劇小説の落ちになっているのでご安心を・・・
ベトナム戦争を知らない世代、知っている世代にかかわらず、エンターテインメントとして読んでほしい一冊!
1500ページ超の巨編!
「将軍の娘」は二十世紀を代表する作品のひとつに数えられる。その続編が本書。
元陸軍犯罪捜査部秘密捜査官、ポール・ブレナー、「将軍の娘」で活躍した、は元上司、カール大佐から、断ることのできないミッションを依頼される。そのミッションとは、1968年、ベトナム戦争でアメリカ軍大尉が中尉を射殺した現場を目撃していた北ベトナム兵を見つけ、話をきくことだった。
当時ベトナム戦争に二度も志願したポール。三度ベトナムの地を踏むこととなる。
ベトナムでの協力者は、投資会社社員、美人のスーザン。彼女とふたり”田舎のほう”(アップ・カントリー)へ向かう。
戦争犯罪をめぐる小説かと思いきや、全編の大部分を”田舎のほう”へ向かう北紀行が占めている。著者のベトナムに対する思い入れが並々ならぬことがうかがわれる。
ラストはしっかり謀略活劇小説の落ちになっているのでご安心を・・・
ベトナム戦争を知らない世代、知っている世代にかかわらず、エンターテインメントとして読んでほしい一冊!
2003/12
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