ミッドナイト・ライン [book]

リー・チャイルド/講談社/お薦め度 ★★★★

ジャック・リーチャー・シリーズ、邦訳第十弾

リーチャーはいつもの通り、最初に出発するバスの乗車券を買った。二度目のトイレ休憩、少し歩いて体をほぐしたかっただけ、質屋に近づくと陳列台の中にウエストポイント、陸軍士官学校、の２００５年のクラスリングを見つけた。

リングに刻まれたイニシャル、S.R.S.、を手掛かりに、母校の謎？につき合うためバスを降りるリーチャー・・・

質屋→コインランドリーの経営者、裏社会の大物→クラスリングを売ったと思われる男へと糸を手繰って行くリーチャー。その途中で元FBIの探偵、ブラモルと出くわす。ふたりは同じ人物を探していた。それに依頼主の双子の妹が加わり、三人の捜索が始まる。

双子の姉はリーチャーと同じ、陸軍退役少佐、５度の軍務に就き、名誉戦傷章を受賞していた。双子の妹を見ても何の反応も返ってことに、リーチャーは筋の通った答えを見つける。

真実を明らかにするとともに後輩の元士官のため最善の方法を用意するいい人リーチャー！