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ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ [book] [ジョン・ル・カレ]

sample1.jpgジョン・ル・カレ/早川書房/お薦め度 ★★★★

菊池光/訳(旧訳)

「静」のスパイ小説!?

元英国諜報部員のジョン・スマイリーは密かに諜報部<サーカス>に呼び戻される。<サーカス>の中枢に潜んでいるソ連の二重スパイをあぶり出すために・・・

その二重スパイはかつてスマイリーが尋問をしたことのあるソ連諜報部カーラに操れているという。

スマイリーがまず手をつけたのは諜報部に残る膨大な記録を読みこみ、それと並行してかつての同僚から証言を求めることだった。そこから中枢部の5人をスパイとして絞り込んだ。彼らはテインカー、テイラー、ソルジャー、プアマン、ベガマン(beggar)の暗号名を持っていた。

風貌のあがらない小男にして、夫婦関係も微妙な奔放な妻を持つスマイリー、そんな小男?が緻密な情報分析を行い、対象者を観察、素顔を見極めていく件が本書の肝!?

派手なアクションがあるわけでないので少々退屈と言えば退屈?三部作の第一章ということなので続きを読んでみなくては・・・

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