冬のオペラ [book] [北村薫]
北村薫/中央公論新書/お薦め度 ★★★★☆
北村薫お得意の連作短編集。今回の主人公は「名探偵・巫(かんなぎ)弓彦」と「記録係・姫宮あゆみ」。
デビュー作の連作ミステリー「空飛ぶ馬」は、「女子大生の私」と「落語家・春桜亭円紫」。続く第二弾「覆面作家」シリーズは、「お嬢さん探偵」と「雑誌編集者」。本書も絶妙のコンビが日常に潜む謎を解きます。
北村薫は殺人事件の少ないミステリー作家と言われていますが、本作品「冬のオペラ」では円紫シリーズ・「秋の花」に続いて殺人事件が起こります。
「北村薫ワールド」は奥が深い。さらりと読んでも面白いし、作者の仕掛けを知れば尚、面白さが倍増します。例えて言うなら「何気ないマジック」。決してデビッド・カッパーフィールドに代表される「大仕掛けなイリュージョン」ではありません。
北村薫お得意の連作短編集。今回の主人公は「名探偵・巫(かんなぎ)弓彦」と「記録係・姫宮あゆみ」。
デビュー作の連作ミステリー「空飛ぶ馬」は、「女子大生の私」と「落語家・春桜亭円紫」。続く第二弾「覆面作家」シリーズは、「お嬢さん探偵」と「雑誌編集者」。本書も絶妙のコンビが日常に潜む謎を解きます。
北村薫は殺人事件の少ないミステリー作家と言われていますが、本作品「冬のオペラ」では円紫シリーズ・「秋の花」に続いて殺人事件が起こります。
「北村薫ワールド」は奥が深い。さらりと読んでも面白いし、作者の仕掛けを知れば尚、面白さが倍増します。例えて言うなら「何気ないマジック」。決してデビッド・カッパーフィールドに代表される「大仕掛けなイリュージョン」ではありません。
2000/03/03
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