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月明かりの男 [book] [ヘレン・マクロイ]

sample1.jpgヘレン・マクロイ/東京創元社/お薦め度 ★★★★

ベイジル・ウィリング博士シリーズ

私用で大学を訪れたフォイル次長警視正は風が運んできた紙片を拾う、そこには「あなたが晴れて第一グループの殺人者に選ばれたことを、ここにお知らせします・・・」で始まる殺人計画が書かれていた。

その直後に心理学者が実験で使っていた拳銃の紛失騒ぎが起き、フォイルは決行時間の夜8時に大学を再度訪れる。そこでフォイルが第一発見者となってしまう。殺されたのはドイツからの亡命科学者だった。

窓から逃げた不審人物、月明かりの男、を目撃した三人の犯人像がことごとく食い違う。

犯人のリストは8人、大学の理事、実験心理学教授とその妻、社会人類学准教授とその妻、異常心理学客員教授、実験心理学教授の助手、殺された亡命科学者の秘書・・・

更に第二、第三の事件が起き、事情聴取以外に嘘発見器や言語連想検査の心理分析の手法も登場、冴えわたるウィリングの心理分析、Who done it? 

「珠玉」という言葉がぴったりの本格ミステリー!

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