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白骨 犯罪心理捜査官セバスチャン [book] [M・ヨート&H・ローセンフェルト]

sample1.jpgM・ヨート&H・ローセンフェルト/東京創元社/お薦め度 ★★★★

シリーズ第三弾

トレッカーが山中で見つけた人骨、警察が掘り返えしてみると何と六人分の遺骨がみつかり、頭蓋骨には弾痕が・・・

早速、トルケル率いる殺人捜査特別班が出動、今回は迷うことなく?セバスチャンにも声をかける。

物語の縦糸は白骨事件でいいのだが、このシリーズの特徴は複雑に絡み合う横糸、セバスチャンから消える?自己中・・・ヴァニヤや離婚を言い渡されたウルスラにやさしく?接したかと思いきや、その一方でヴァニアを手元に置くためにヴァニヤのアメリカ研修を影で阻止・・・前作の続きで押し掛け家政婦?のエリノールがヴァニヤの父親を脱税、詐欺で告訴・・・アフガニスタン移民の男ふたりの失踪・・・それを追いかける記者の死・・・盛りだくさんな展開。

縦糸はシリーズすべてに言えることだが少々不満が残るが、横糸の方はハラハラドキドキ度は縦糸より面白い!?

次作へ続く伏線も張られ、ネタばれになるがヴァニヤが父親に提供しようとした腎臓が不適合・・・ドアの覗き穴から放たれる銃弾が・・・否が応でも期待を持たせる結末!

表題の「犯罪心理捜査官」の肩書きはぜんぜん効果を発揮していないシリーズ第三弾!?

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