ビブリア古書堂の事件手帖7 [book] [三上延]
三上延/メディアワークス/お薦め度 ★★★★
シリーズ完結編
前作の刊行が2014年12月、だいぶ時間が経ってしまいました。前作のおさらいからスタート、太宰治自家用の「晩年」事件に大きな代償を払ってケリをつける栞子。
そこで登場した道具商から明治時代に印刷された邦訳本「人肉質入裁判」、「ヴェニスの商人」、を渡される。ここから栞子とシェークスピアの物語が始まる。
栞子の母、智恵子、の父親、傲慢な古書店主だった、が仕掛けたシェークスピアの古書にまつわる鑑定、入札に母、智恵子と対峙?しながら参戦する栞子。
その一方で栞子と大輔の結婚話、栞子の祖母が登場したりと完結編にふさわしい内容。もちろんお宝を見つけ出す件も見逃せません。
著者も以前言っていましたが、準備、膨大な資料を読み解く、が半端ないようです。完結編の刊行に2年を要したのも納得!
追伸:スピンオフがあるようですので期待したい!
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