ウルフ・ムーンの夜 [book] [スティーヴ・ハミルトン]
スティーヴ・ハミルトン/早川書房/お薦め度 ★★★★
シリーズ第二弾
洒落たプロローグ、ホッケーの試合にキーパーとしてかりだされる私立探偵アレックス、元マイナー選手、キャッチャー、ボディーチェック禁止の「スローパック」、ついつい熱くなり敵のブラックマンと勝負する・・・
アレックスのもとへドロシーという女が訪ねてきた。依頼事項は恋人のブラックマンから逃げる手助けをしてほしい、と。
アレックスはドロシーを自分の経営するロッジに避難させるが、翌朝ドロシーの姿は消え、部屋は荒らされていた。責任を感じたアレックスはブラックマンの仕業?と判断、行方を追う。
前作でアレックスに仕事をとられたと逆恨み、最後は和解したリーアンが押し掛けで一緒に行方を追う。
物語は麻薬がらみの事件へ二転三転するが、ドロシーは依然不明のまま・・・
前作もアレックスに絡んだ、ビル、保安官、メイヴン、警察署長・・・面々は健在、シリーズとしての体裁もバッチリ。前作同様のスティーヴ・ハミルトン流の結末も納得!
コメント 0