ニック・メイソンの第二の人生 [book] [スティーヴ・ハミルトン]
スティーヴ・ハミルトン/KADOKAWA/お薦め度 ★★★★
MWA賞作家
25年の刑を言い渡されたニック・メイソン、5年で堀の外へ出ることになった。それは収監中の暗黒街の大物との契約を飲んだからだった。
契約とは携帯電話が鳴ったらすぐに出、どんな指示であっても従うこと。
ニック・メイソンが堀から出て一番最初にしたことは、離婚した妻との間にもうけた娘に会うことだった。サッカーをする娘を盗み見ると同時に、逮捕される原因を作った男の姿も目にしてしまう。
容赦のない指示が下され、メイソンは殺人者と化していく。娘、新しい恋人の狭間で揺れながら孤独な戦いを続けるしかないメイソン、契約反故は許されない。
まさにスティーヴ・ハミルトンのハードボイルド!
コメント 0