二人のウィリング [book] [ヘレン・マクロイ]
ヘレン・マクロイ/筑摩書房/お薦め度 ★★★★
ベイジル・ウィリング博士シリーズ
たばこ屋で出会った男がタクシーの運転手に自分の名前は「ベイジル・ウィリング」だと告げる。ウィリングは男の告げた住所をたよりにタクシーを追う。パーティーが開かれている家、ドイツ人の精神科医・ツィンマー、を見つけ出し、その家に乗り込む・・・何とも魅力的な書き出し!
パーティーの参加者のひとりがウィリングを知っていたことから、偽のウィリングを強引に連れ出し、話を聞こうとしたがダイイングメッセージ、「鳴く鳥がいなかった」、を残し、息を引き取る。死因は毒物中毒。
続けて起こる事件。パーティーに参加していた富豪の老婦人も同様の薬物中毒で亡くなる。
パーティに参加していたわけありな面々、老婦人の甥、ナイトクラブの経営者と妻、土建業者とその妻、詩人とその娘・・・その内の何人かがツィンマーの治療を受けていた。
殺された男は探偵、その雇い主は老婦人。何かの口封じか!?
ウィリングの名推理とアクション?を十分にお楽しみください。
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