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ぼくのミステリな日常 [book] [若竹七海]

sample1.jpg若竹七海/東京創元社/お薦め度 ★★★★

1991年刊行のデビュー作

社内報の編集者となった若竹七海、先輩、佐竹に短編作家になってほしい旨を伝えるが断られる。そこは先輩後輩の仲、匿名作家?を紹介され、連載が始まる。

タイトルは「匿名作家による連作短編小説」、4月から翌年3月までの12回。

読み進むにつれ、なかなかの短篇の名手ということがわかる。しかも「ちょっと長めの編集後記」では12の話をお題目に1編、更に「配達された最後の手紙」で最後のスナップをきかせるサービス精神。とても新人とは思えぬ構成力。大器の片りんをうかがわせるデビュー作です。

次は葉村晶シリーズの第一弾「プレゼント」を手にする予定・・・


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