若竹七海/東京創元社/お薦め度 ★★★★
1991年刊行のデビュー作
社内報の編集者となった若竹七海、先輩、佐竹に短編作家になってほしい旨を伝えるが断られる。そこは先輩後輩の仲、匿名作家?を紹介され、連載が始まる。
タイトルは「匿名作家による連作短編小説」、4月から翌年3月までの12回。
読み進むにつれ、なかなかの短篇の名手ということがわかる。しかも「ちょっと長めの編集後記」では12の話をお題目に1編、更に「配達された最後の手紙」で最後のスナップをきかせるサービス精神。とても新人とは思えぬ構成力。大器の片りんをうかがわせるデビュー作です。
次は葉村晶シリーズの第一弾「プレゼント」を手にする予定・・・
2016-01-22 16:12
nice!(2)
コメント(0)
トラックバック(0)
共通テーマ:本
コメント 0