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どこまでも殺されて [book] [連城三紀彦]

sample1.jpg連城三紀彦/新潮社/お薦め度 ★★★★

「私という名の変奏曲」の同系!

既に七度も殺されながら、まだ運命は僕が殺され足りないとでも言うように、八度目の殺人事件を用意してきたのだ。

高校教師、横田のもとへ「僕は殺されようとしています。助けてください」というメッセージが届くが、発信者を特定出来ない。

生徒たち、リーダー役は女子生徒の苗場直美、の協力を得て調査に乗り出す。横田は家庭訪問と称して家庭内の状況を聞きまわり、ひとりの男子生徒を発信者と特定する。

男子生徒が書いた手記は妄想なのか、フィクションか、それとも・・・事実か。

直美らは七件の殺人事件に酷似する新聞記事を見つけ出す。事実は真逆、七度殺されたのではなく、そこには七人の被害者が居たのだった・・・

「どこまでも・・・いつまでも・・・殺そうとしている僕がいる?」

本書も一行で物語を反転させる連城マジックさく裂!


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